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l 日本経済が焦点、円売られやすく・小池氏――相場を読む・外為
小池正道・三井住友銀行市場営業部直物為替グループグループ長 外
国為替市場では円、ドル、ユーロの不人気投票が続いている。このとこ
ろ市場参加者の関心が米国経済の先行き不透明感から、日本のデフレ対
策の悪影響に移っているため、円が売られやすくなっている。今後1カ
月のレンジは1ドル=120―126円。
米国が0.5%の利下げに踏み切ったことで、現在は利下げの効果を見
極める時間帯に入っている。このため米国の経済指標が多少悪くても、
円相場は大きくは反応しにくくなっている。クリスマス商戦まではこの
ような様子見が続くのではないか。
市場参加者がいま注目しているのは日本経済だ。株価が軟調に推移し
ているなかで、デフレ対策がどのように具体化され、景気にどういう影
響を与えるかが焦点になっている。補正予算や工程表の概要、大手銀行
への特別検査の結果などが出そろうにはまだ相当な時間がかかるため、
漠然とした不安感から円売り・ドル買いが出やすくなっている状況だ。
補正予算が市場の予想を上回る規模になれば一時的に円が買われる可
能性がある。ただ輸出企業がかなり先まで為替予約(先物の円買い)を
取り終えていることもあり、基本的には円安の流れだろう。
クイックより