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柳沢前金融相、小泉に「復讐」開始!  【ZAKZAK 2002/11/19】
投稿者 招き猫 日時 2002 年 11 月 21 日 17:25:56:

首相降ろしの“先兵”に
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_11/3t2002111901.html

小泉首相と竹中氏のコンビに“復讐の先兵”と化す柳沢氏。自派会長の堀内氏を推し立て、亀井氏らとポスト小泉に動き始めた
 「構造改革も結構だが、日本経済がクラッシュする」−。経済失政をよそに、パフォーマンスのみで政権維持に躍起の小泉純一郎首相についに、自民党内からマグマが噴き始めた。「任期は来年9月の総裁選まで」がコンセンサスになりつつあるが、公約の国債30兆円枠突破など、経済無策のツケが一気に噴き出すのは必至。先の内閣改造で斬られ、反小泉経済政策の旗頭・柳沢伯夫前金融担当相も、小泉降ろしに腰を上げる。「赤穂浪士ではないが、討ち入りも」との声も出るなど、厳冬の大政局に発展する可能性もある。

 『小泉降ろし』の機運が一気に高まったのは、12日に行われた大勲位こと中曽根康弘元首相の講演が契機だった。

 昨春の政権発足以来、小泉首相の後見役を気取っていたフシのある中曽根氏が厳しく批判した。

 「ポピュリズム(大衆迎合主義)の典型だ。変人首相が出たことで、変人社会になってしまった。(首相は)竹中金融・経財相に丸投げで、経済政策を持っていない」

 さらに、「次に誰を総理大臣にするかという話が、来年あたりに出てくるかもしれない」と、来年9月の党総裁選挙で対抗馬を擁立する可能性にも言及したのである。

 呼応するかのように翌13日、小泉−竹中の劇薬コンビに異議を唱え続ける自民党の麻生太郎政調会長が「(待望する)声が上がれば、それに応える覚悟はある」と述べ、次期総裁選挙に再出馬する意欲を表明した。

 同日夜には、先の内閣改造で前金融担当相の柳沢氏が中心となって、派閥横断で結成する予定だった「私的勉強会」の発足が中止になった。

 その代わりに、産業再生やデフレ対策など当面の経済課題について、政策提言を所属の堀内派として来月初めまでにまとめる方針を確認した。

 銀行への公的資金再投入を巡り、柳沢氏は竹中氏の不良債権処理加速のハードランディング路線に異を唱え続け、先の改造では、竹中氏に丸投げの経済オンチの小泉首相に更迭されたばかり。

 それだけに、今や反小泉経済政策の旗頭的存在である。その柳沢氏が自民党内で経済問題の勉強会をつくるというだけでも衝撃的な話である。

 実際、自民党有力筋は「この勉強会には隠された意図があったはず…」として打ち明ける。

 「柳沢氏に勉強会結成を薦めたのは、柳沢氏が属する堀内派の某幹部だと聞いた。メンバーも内閣改造で柳沢氏の後任で一時浮上した金子一義氏や村田吉隆、山本幸三の各氏ら堀内派の金融、経済政策のエキスパートが中心になっている。派閥会長の堀内光雄総務会長を『ポスト小泉』にするための布石のようだ」

 なぜ、勉強会結成を急きょ中止して派閥の政策提言に切り替えたのか。この有力筋は続ける。

 「当初は来たるべく政局に備え、他派閥議員も交えて立ち上げる予定だった。ところが、株価が下がり続け、今や日本経済がクラッシュする水準といわれる8000円割れ目前になっている」

 「補正予算や税制改正など今後1、2カ月の間に難題が待ち構え、一気に政局になる可能性も出てきた。そこで、いつでも堀内氏の政策として打ち出せるよう、派としての提言に切り替えた」

 永田町では、経済政策をめぐり、小泉首相と自民党の軋轢(あつれき)がさらに拡大する。

 党内の抵抗勢力からは、「国会議員を相手にしない人は相手にされない。首相は来年9月の(総裁選で)再選は不可能」(亀井静香前政調会長)と小泉降ろしが公然と語られ始めている。

 江藤・亀井派は、月内にも首相の経済運営に不満を抱く地方議員を集め、100人規模の大集会を行う予定で、「ついに亀井氏が表立って小泉潰しの行動を始めた」(山崎派議員)。

 「小泉に代わる選挙の顔が党内にいない」(橋本派中堅)というのが、抵抗勢力側の唯一のウイークポイントだった。

 だが、先月27日の衆参統17補選では、抵抗勢力が推した与党候補が5勝と圧勝(野党は1勝)している。

 「相手が鳩山由紀夫民主党代表なら、小泉首相でなくても選挙は勝てる」(与党幹部)との認識が広がり、一気に抵抗勢力が勢いづいている。

 小泉首相を「独裁者」と批判する最大派閥・橋本派のドン、野中広務元幹事長も、17日の講演で二の矢を放った。

 小泉政権の経済運営を「今年は(税収が)2兆数千億円の減だ。そこには政策の誤りがあった。担当大臣は責任をとる厳しさがなくてはいけない」と塩川正十郎財務相と竹中氏ら経済閣僚に辞任を厳しく迫った。

 とはいえ、ひと括(くく)りに抵抗勢力といえども、それぞれお家(派閥)の事情があるのも事実だ。

 そこで、各方面から「白羽の矢」が立つのが堀内氏なのである。

 富士急行オーナーの財界人で経済通の堀内氏なら、「小泉恐慌」建て直しの大義名分も立つ。

 麻生氏(河野グループ)や平沼赳夫経産相(江藤・亀井派)らの世代に移行するには、まだ党内で抵抗が強い。

 そのつなぎ役としては最適の存在。個人的に太いパイプを持つ連立与党・公明党の理解も得やすいとの事情もある。

 そんな事情を察知してか、小泉首相は側近の中川秀直国対委員長らに「私は政策をよく知っていると思われがちだが、実は政局が得意なんだ」と虚勢を張ったという。

 だが、日本経済クラッシュの足音はヒタヒタと迫る。支持率アップに利用してきた道路公団民営化問題も迷走し、拉致など北朝鮮問題に至っては、暗礁に乗り上げたままの状態が続いている。

 果たして小泉首相、給与カットとリストラにあえぐ国民に痛みを強いて、今度はどんなパフォーマンスで切り抜けるつもりなのか?

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