現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン議長は19日、ワシントン市内での講演後の質疑応答で「ゼロ金利になったら、FRBの仕事がなくなるという見方があるが、間違いだ」と述べ、国債を積極的に購入する手法があると強調した。米国内の不安を打ち消す狙いとみられる。
米国の主要短期金利であるフェデラルファンド(FF)金利は年1.25%と、41年ぶりの低水準になっている。今後の景気次第では、日本と同じようなゼロ金利になる可能性も出てきた。
グリーンスパン議長は「米国には十分利回りが高い短期、中期、長期国債がある」と指摘。FF金利がゼロになった場合は、期間の短いものから順に国債の購入を増やして金利を下げていくことで「FRBは機能を果たせる」と述べた。
40年代から50年代初頭にかけ、FRBが25年物の長期国債を年2.5%に固定する金融政策をとった歴史にも触れた。長期国債を大量に買うことで長期金利を低くすれば、景気を刺激できるとの考えを示したものだ。