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【ワシントン19日=天野真志】米連邦準備制度理事会(FRB)のアラン・グリーンスパン議長は19日、ワシントン市内で講演し、主要政策金利のフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標が約41年ぶりの低水準にあることに関連して、「FF金利がゼロに近づけば、FRBの金融政策の手段が尽きるという見方は誤っている」と語り、米景気が一段と悪化するようなことがあれば、金融の量的緩和も辞さない考えを示唆した。
米国内でもデフレを懸念する声が浮上し、FRBの金融政策に限界が近づいているとの懸念が高まってきたことに配慮した発言だ。米国が深刻な景気悪化に陥った場合、FRBが国債買い取りの増額などで引き続き市場に資金供給を行う意思があることを強調する狙いがあると見られる。
また、議長は日本や欧州経済について、「構造的な硬直性が景気回復を妨げている」と分析した上で、「財政・金融政策だけでは構造問題は克服できず、競争を直接促進する手法が必要になる」と指摘し、規制緩和などの経済構造改革の徹底を求めた。
一方、米経済の先行きについては、イラク攻撃に対する不安感などを念頭に「企業が設備投資に踏み切るには、高いハードルが存在している」などと述べ、慎重な見通しを示した。
(11月20日12:06)
★ 利下げをしようが、量的緩和をしようが、デフレを防止できないことくらい、日本のこの10年を顧みればわかるはずのことだが....