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(回答先: UFJ銀頭取、自力での資本調達強調 投稿者 日時 2002 年 11 月 19 日 17:01:54)
UFJ株急落ワケあり!?
「株式市場は、いよいよクラッシュが始まったと見て間違いないだろう。しかし、竹中平蔵金融・経財担当相には、こうしたマーケットの危機的状況に対して、何らかの策を講じるつもりはまったくなさそうだ…」
金融庁幹部がこう言ってタメ息をつく。そしてこう続ける。
「これでは金融庁サイドとしては何も動けません。もっとも竹中大臣サイドは、大手銀行を早期に国有化に追い込むことになるクラッシュを期待しているフシすらあるのです。株式市場はまさに“無言の竹中ショック”とも言うべき状況に突入しています…」(前述の金融庁幹部)
昨18日の東京株式市場は、UFJホールディングス、みずほホールディングスなどを中心とする大手銀行株の大幅下落を受け、ほぼ全面安の展開となった。
特にTOPIX(東証株価指数)の終値は、前週末より15.50ポイント下落して823.84ポイントを付け、今月14日に付けたバブル後最安値(823.89)を更新したのである。
また日経平均株価も同157円58銭安の8346円01銭となり、バブル後最安値(同14日の8303円39銭)にあと一歩のところまで迫ったのである。
「そうした状況の中で最もショッキングだったのは、UFJホールディングスの株価が終値ベースで実質的な100円ライン(額面50円換算)を割り込んだこと」(大手都銀役員)
昨18日のUFJの株価は、始値こそ108円(額面50円換算)でスタートしたものの、前場段階で早くも100円割れの展開となった。後場に入って、いったんは102円を付けたものの、最終的には99円で引けたのである。
「まさに“パンドラの箱”が開いた、という感じだ。UFJ株に関して言えば今日の株価には要注目、要警戒だ−」(大手証券会社幹部)
こうした状況のなか、マーケット関係者の間でひそかに注目を集めているのが、野村証券の動向だ。
「野村証券のここ最近のメガバンク株に対する買い手口を見てみると、“みずほ・三菱東京カイ、UFJウリ”というトレンドがあることがはっきりしている。昨日、UFJ株が前場段階で100円割れとなったのも、野村証券が大量に売り越したからだ。いわゆる“投機筋”とみられる。ネット証券経由の売買は、UFJ株に関してはウリとカイがほぼ拮抗(きつこう)しているだけに、UFJ株下落に関する最大の要因は、野村証券の大量売り越しといえるだろう」(中堅証券会社首脳)
果たして野村証券の思惑がどこにあるのか、マーケット関係者の注目を集めつつあるのが実情だ。
「そもそも、野村証券とUFJグループ、特に旧三和銀行はこれまで友好関係にあったはず。にもかかわらず、こうした展開は非常に不可解だ」(前述の中堅証券会社首脳)
別の大手証券会社幹部が言う。
「一連の状況から考えて、野村証券は、何か特別なネタをつかんでいるのではないか−」
いずれにしてもUFJ株が、野村証券の“猛爆”に耐えられるかどうか、今後の展開は要注目だ。
2002/11/19