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(回答先: 中国の競争力は南アフリカより下 投稿者 楽観派 日時 2002 年 11 月 16 日 22:06:14)
楽観派さんが指摘しているのは、あくまでも
Competitivenessであり、中華人民共和国の市場経済の広がりによる、可処分所得の増加や資本ストックの増加には
目が向けられていません。
この点から言えば、まだまだ未開拓の市場である中国のGDP成長力は飛びぬけています。
日経新聞の記事を読んでいても、指摘が上がるのはこの点です。
まだ、国内の経済は過保護の状況であり、日本の1965年ぐらいといえるでしょう。
しかし、中国国内の企業でも中国石油やシノペックは、カナダの石油採掘業者を買収したり、イラクの油田にも開発資金を投じているようです。
中国が資本ストックや可処分所得が増えきった最終の時点で
競争力が問われるのは分かります。
これは、今の日本とスイスのような関係とも言えるのではないでしょうか?
日本は成熟産業に保護なしで強い競争力を持たなければ中国の消費者にもアメリカの消費者にも受けない。
片や、スイスはどんな市場でも攻略可能な競争力を持つ。
まだまだ日本は、本当の国際競争力を持つにいたっていない。
その点、中国はその気になれば華僑という国際競争力の高いのが、香港に充満している。
日経新聞は、中国の認識について楽観派さんが言われるほどはずしていないと思う。