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世界保健機関(WHO)は19日、香港で鳥のインフルエンザウイルス(H5N1型)が人間に感染し、患者とみられる家族5人のうち2人が死亡したと発表した。過去に見つかったH5N1型は人から人へ感染する能力はほとんどなかったが、今回は家族内で感染が広がった恐れがある。
WHOと現地の公衆衛生当局は、世界的な大流行につながる可能性も否定できないことから、香港、中国南部での監視・調査体制を強化した。今冬、日本国内でH5N1型の検出例はないが、厚労、農水両省も対応の検討に入った。
感染したとみられるのは、先月末に福建省を旅行した香港の家族。旅行中から父母と2人の子供が高熱を出し肺炎にかかり、父親と女の子は発病から約1週間で死亡。母親と男の子は快方に向かっている。もう1人の女の子については不明。男の子からH5N1型が検出された。
H5N1型は、97年に香港で初めて人への感染例が報告された。市場などでニワトリから感染したとされ、18人の患者のうち6人が死亡した。感染力が極めて弱かったため、被害は広がらなかったが、その後も散発的にニワトリから検出される事例が相次ぎ、ニワトリの大量処分が繰り返されてきた。
東大医科学研究所の河岡義裕教授は「日本に差し迫った危険があるわけではないが、人同士の感染力が本当にあるのかどうか、詳細な調査を急ぐ必要がある」と話している。(読売新聞)
[2月20日15時6分更新]