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(回答先: クリスマスにクローン人間 新興宗教団体ラエリアン明かす 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 12 月 20 日 20:26:10)
【北米総局】新興宗教団体「ラエリアン・ムーブメント」(本部・スイス)がクローン人間づくりを目指して設立した企業「クローンエイド」のブリジット・ボワセリエ博士は26日夜、AFP通信に対し電話で、「世界で初めてヒトのクローン赤ちゃんを誕生させた」と語った。赤ちゃんは女の子で、出産は帝王切開でスムーズに行われたという。健康状態は良好とされるが、体重や身長など詳しい説明はされていない。また、出産の場所や出産状況など詳細な説明が行われていない。日本を含む多くの先進国は技術的な安全性や倫理的な問題からクローン人間づくりを禁止しており、世界初のクローン赤ちゃんの誕生だとすると、その是非をめぐり激しい議論を呼ぶと見られる。
これまでのラエリアンの発表などによると、クローン赤ちゃんを産んだのは、米国出身の30代の女性。夫との間に子供ができなかったため、自分の体細胞を使ってクローン胚をつくり、自ら妊娠したという。ただ、この赤ちゃんが本当にクローン人間かどうかについては、遺伝子検査をするまでは科学的に確認することはできない。
ラエリアンは00年9月、事故で子供をなくした米国人夫婦の要望で、その子供のクローン赤ちゃんを誕生させる計画を進めていることを初めて公表した。また、希望者が20万ドルを提供すれば、クローン人間づくりを引き受けるとしていた。
しかし、米食品医薬品局(FDA)が米国内でのクローン人間づくりの中止を要請。ラエリアンも01年6月に要請を受け入れたが、その後は米国以外で取り組みを進めており、年内に1人、年明けにさらに4人のクローン赤ちゃんが誕生する予定だとしていた。
これまでにヒツジや牛、ネコ、マウスなどでクローンが誕生しているが、成功率は極めて低い。生まれた後も、感染症などを起こして死亡しやすい。多くの専門家は「人間のクローンの場合も同じはずで、安全性に問題がある。クローン技術を人間に応用すべきではない」と指摘していた。
クローンエイドは、誕生した赤ちゃんのDNA検査結果なども公表するという。(毎日新聞)
[12月27日11時51分更新]