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(回答先: 「寄生性」&「知的謀略」が国際金融家や国際商人の“危険因子” − トヨタなど日本の国際商人(輸出優良企業)も“危険因子”を持ちつつある − 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 06 日 22:07:51)
>1兆円の経常利益を上げながらベースアップ0としたトヨタ経営者の言動は、
すくなくともこの部分に関せば、研究開発費とその後の投資を自分でまかなう発想での戦略におもえます。
が、あっしらさんはいかがでしょう。
http://www.mainichi.co.jp/life/car/news/200208/13-1.html
[次世代エネルギー・燃料電池最前線]無公害車開発競争し裂
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◇課題は価格、生き残りかけ
北米モーターショーで自動車業界に衝撃を与えたGMの燃料電池車「オートノミー」=AP
水素と酸素を反応させて電気を発生させる燃料電池。自動車、家庭用電源、パソコン、携帯電話と応用範囲は広く、エネルギーを使用しても、排出物は水だけという夢の無公害エネルギーだ。関連産業も含めた市場規模は、日本だけで2020年までに100兆円(累積)に達するといわれる。燃料電池開発の現状を追った。
先月初め、トヨタ自動車の張富士夫社長は、「技術的なメドが立った」として、燃料電池自動車の年内発売を発表した。予定より1年も前倒しになる。3週間後、ホンダも年内の発売を発表し、「世界で初めて米国での燃料電池自動車販売の認可を取った」と応酬した。さらに日産自動車は、「目標を2年前倒しして、来年には発売する」(カルロス・ゴーン社長)と表明した。高価格など普及にはまだ課題が多いが、「開発競争に乗り遅れたら生き残れない」(メーカー幹部)との危機感が表れている。
今年1月。米デトロイトで開かれた北米モーターショーで、ドアもハンドルもシートもない「スケートボード」のようなコンセプトカーが、自動車業界の技術陣に衝撃を与えた。米ゼネラル・モーターズ(GM)の「オートノミー」だ。全長4・36メートル、幅1・88メートルのシャシーの内部には燃料電池、水素タンク、コントロールシステムなどが組み込まれ、四つのモーターが四つの車輪それぞれに直結する。
「オートノミーにどんな車体をのせるかで、セダン、ワゴン、ピックアップトラックなど、いろんな車を完成できる。これまでの自動車づくりの発想をまったく変えてしまう」。GMアジア・パシフィック・ジャパンの燃料電池事業本部、ジョージ・ハンセン日本支部長はこう強調する。燃料電池で排出されるのは、水素が酸素と反応してできる水だけで、究極の無公害車だ。しかも「すべて電子制御なので、ジョイスティックでの運転も可能だ。運転席が真ん中にあってもいい」(ハンセン支部長)ともいう。
実用化をにらんだ動きも活発だ。全米で最も環境規制が厳しいカリフォルニア州では00年11月から、米メーカーはもとよりホンダ、トヨタ、フォルクスワーゲンなどが参加した実証試験が行われている。ダイムラークライスラーは来年初めから、欧州8カ国・10都市で燃料電池バスの運用を開始する。日本でも年内にも実証試験が始まる。
乗り越えなければならない壁もある。昨年末、国会前庭で行われた燃料電池自動車の試乗会で、「乗り心地は普通の車より静かで快適。環境にもやさしい」と感心した小泉純一郎首相は、トヨタの張社長に価格を尋ねた。張社長は「1億300万円です」と答えた。もちろん販売価格ではない。「膨大な開発費を使ってきた。たとえ市販しても回収は難しく持ち出しが続く」(斎藤明彦副社長)という現状を説明したものだ。米GMも「ビジネスとして成立しなければ、燃料電池自動車は販売できない」と話す。
苦肉の策ともいえるリース方式で燃料電池自動車を販売することを発表したトヨタとホンダには、すでに多くの企業、自治体から購入の問い合わせがあるという。ホンダの福井威夫専務(本田技術研究所社長)は「一般に普及するには10年はかかるが、将来はホンダで扱う商品はすべて燃料電池を利用することになるだろう」と語る。燃料電池には次世代技術の本命として、期待が集まっている。【古田信二】
しかも、燃料電池車の開発だけでなく、水素エンジンやメタノール分解方式など、各種多様な開発テーマを同時にすすめ
なおかつ、コスト削減・労働改善・工場設計・サプライヤーとの生産研究開発・安全性などを含めると、世の中にでるまでに大変なコストとリスクが介在するように思われます。