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(回答先: 「寄生性」&「知的謀略」が国際金融家や国際商人の“危険因子” − トヨタなど日本の国際商人(輸出優良企業)も“危険因子”を持ちつつある − 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 06 日 22:07:51)
奥田氏は、持ち株会社構想の実現時期について「まだわからない。持ち株会社にもいろいろな変形があって、時代の変化とか、周囲の環境を見極めながら、いろいろなバリエーションのうちのひとつ、ふたつがポッと出てくることになるでしょう」と語る。
その言葉どおり、トヨタは「金融持ち株会社」を年内に設立、トヨタファイナンス、千代田火災海上、国内外の販売金融会社、それに来年4月から発行するクレジットカードなど個人決済の受け皿となる証券子会社を傘下に置くことになった。4月中にも発表される見通しである。
米国のGM(ゼネラル・モーターズ)、フォード・モーターなど外国自動車メーカーでは、販売金融の収益が大きな柱となっている。フォードでは、販売金融の収益が純利益の2割にも達している。トヨタの金融事業は、世界15カ国の販売金融会社の融資残高だけで、約4兆円にも達している。
「金融持ち株会社」の設立で金融事業を一元化、より効率的な事業展開を図ることで、トヨタグループの収益の大きな柱に育てる狙いがある。金融事業でも、トヨタは有力な外国自動車メーカーと伍していける体制づくりを着々と進めている。
トヨタの持ち株会社構想は、トヨタがあくまでも独力で国際的な規模で展開されている熾烈な競争に勝ち残るという“意志”でもある。