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昨日大きな本屋に立ち寄り、北朝鮮情報の並んでいるコーナーでたった一冊の本に目がいった。
金正日氏が書いたと言う本を手に取り、目次をパラパラとめくり、彼がいかに芸術を愛している云々の事が書いてあり、彼を美化した彼の修正写真が何頁か続いていた・・・。私は急いでいたので、数十秒ぐらいしかその本を見ることもなく、足早にその場を立ち去った。(ですので本の題名は覚えていません・・・。)
ですが帰りの道すがら、車中で妙にその本の事が気にかかり、あることに気が付きました。
今までの本屋さんでは、北朝鮮体制の批判本や金正日氏の私生活の暴露および、批判ばかりだったので、
私は良くここまで揃えたなと言わんばかりにいつもそれらの本を読んでいましたし、北朝鮮って不気味な国家だと知らず知らずに思い込まされている私に気が付かされました。
かつてのオウム真理教のサリン事件後のような今の日本のマスコミの北朝鮮報道の異常さにふと気が付きました。
「二元論」「巨頭戦略」「善と悪」この言葉がピッタリくる感じがしてきたのです。
今日本の世論の状況は拉致事件の被害者の方々に同情しつつ、許せない、この様な悪の枢軸国家はなんとか国際的な枠組みの中(国連・グローバル国際社会)において屈服させなければならないと・・・・。(私も拉致被害者の方々については早急に日本に帰国させてほしいと思うし、この様な誘拐拉致事件という国家の犯罪は許せないと思います。又それを放置してきた日本政府およびそれにかかわった各党の責任も重大だと思います。)
今のマスコミのテレビコメンテータの語尾を注意深く聞いていると、いつも彼らは「北朝鮮は〜だと思われます。」
「北朝鮮の体制は〜の様に思われます。」と言う断定的でなく抽象的な言葉で世論誘導をしていると私は思います。
結局今回の北朝鮮の問題も今の中国の動きとロシアの動きを注意深く観察していると、1990年代の時の様に茶番で終結させ、来るべき第三次世界大戦の為の布石(あのような不気味な国家は日本にとって脅威と恐怖となる事を日本の大衆に感情論で植付ける)だと思います。
又、今の北朝鮮は韓国と休戦協定を結んでいるとはいえ、彼らにとっては戦時状況下で、北朝鮮の一般大衆は飢えに喘いで苦しんでいます。まるで大東亜戦争時の大日本帝国のようです。
かつての日本陸軍部の暴走と、金正日氏の暴走にいたる経緯が良く似ているのです。
アメリカによる重油差し止めなど・・・・・。
岸田秀氏・金両基氏の著書、日韓いがみあいの精神分析の中、岸田秀氏が「北朝鮮は大日本帝国が冷凍保存されたような国だと思っています。」書かれていました。
私自身は昭和天皇陛下があの当時実質的な権力は今の金正日氏のようにお持ちではなかったと思っています。
昭和天皇陛下は原爆の開発を迫る日本陸軍に対し原子爆弾の開発を厳としてお認めにはならなかったそうです。
あの当時の実質的な日本の支配者は日本陸海軍だと私は思っています。
(彼らの暴走は731部隊などがあったりしましたが・・・。北朝鮮では金正日氏にとって何か都合が悪いことがあればその人物は処刑されたり、強制収容所送りです。)
そして最近、今までの国際主義という左翼的思想から民族主義という国是思想にと世論誘導を密かに有事立法などの絡みも含めて進められているようです。あと春の地方統一選挙など。
15年前は日本のインテリ層ではちょっと左翼がかった考えが主に一般的であったように思われます。
15年前に今の日本の歴史を考える会などの活動は恐らくは考えられなかったと思います。多分。あったとしてもガチガチの右翼のレッテルを貼られたと私は思います。あのころの大人たちは皆さんバブルで浮かれていましたから・・・・。
それが今ではインターネット上のサイトの中でも国際主義よりも民族主義のアップ数が増えたようです。
私はこの様な二元論的な現在の世論について善いか悪いかの判断はつけれませんし、する必要もないと思っています。
ですが今のマスコミの状況の推移には注意深く目を見張って観察していかなければならないと思っています。
どこへ彼らは日本の世論を持っていこうとしているのかを。そして北朝鮮の現在の人民の状況を金正日体制とは別けて考えてほしいと望んでいます。隣国の北朝鮮では幼い子供たちがおなかを膨らませて栄養失調で死んでいっている現実を何とかしてほしいと思っています。拉致被害者の問題も核開発の問題もありますが、
今まさに幼い子供や老人達は餓死しています。これからますます増えるようです・・・・。
そのこと自体を金正日体制が悪だとか許せないとかの感情論だけではなく人道的に行動してほしいのです。
私自身、朝鮮の方たちを嫌っていました。そして心の片隅で在日朝鮮人の人達は皆さんは正直言って日本から出て行ってくれたらいいのに。と思っていました。しかし昨日あの金正日氏著の本を見たとき、言葉では言い表せない心の動きがありました。べつにチェチェ思想に感化されたわけでなく、ただ単純に北朝鮮、韓国の人達と仲良くできたらいいのにな、と思ったのです。そして世界中がどういうわけか、隣国同士本当に中が悪すぎる・・・。
そして当然日本も・・・・。
ただ私は今の日本のマスコミの方たちの低俗さに反吐が出そうです。
ワイドショーの中で、陸路より北朝鮮に入る取材を行っていたテレビ局がありましたが、日本の取材レポーター達の言動と行動はまるで、安全な車から動物園のサファリパークの動物達を取材している様に私は感じ、情けなかった・・・。
彼らワイドショーの人たちは安全な処から高みの見物・・・・、彼らなりには真剣だったのでしょうが・・・。
東京立会川のボラのことをワイドショーで連日放送しているのは、十十のつまりですか・・・?(トド)
私の大好きな日月神示のなかで
「今日までの御教えは、悪を殺せば善ばかり、輝く御世がくると云ふ、これが悪魔の教えぞ、この御教えに人民は、すっかりだまされ悪殺す、ことが正しきことなりと信じせしことの愚かさよ、三千年の昔から、幾千万の人々が、悪を殺して人類の、平和を求め願ひしも、それははかなき水の泡、悪殺しても殺しても、焼いても煮てもしゃぶっても、悪はますます増えるのみ、悪殺すてふそのことが、悪そのものと知らざるや、・・・・・・」
とあります。
そして、「陽きわまれば陰となり、陰きわまれば陽となる。」という東洋の哲学も併せて記して置きます。