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仏教の六道と言われる理論なんですけど、これは人間の心理状態を分類したものだと思う。
地獄は自分自身を苛(さいな)む状態。つまり自分自身に対して攻撃的になっている状態。共同体レベルで言えば、教室の中でのいじめや、隣人としての在日朝鮮人への嫌がらせなどが地獄に当たる。
修羅は他人(他国)に対して攻撃的になっている状態。ブッシュ氏が宗教的恐怖感(原罪)からイスラムに対して攻撃的になっているのであれば修羅の状態。
畜生は欲望を追い求めている状態。ブッシュ氏が石油の獲得のための餌食(えじき)を求めているなら畜生の状態。
餓鬼は、欲望を充足できない状態なのに求めつづける状態。
人間(じんかん)は対話的な状態。我と汝の状態。
天上は自己との対話の状態。
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で、生物の基本的な行動様式から考えると、
欲望の充足は捕食行動にあたる。喰わねば生きていけぬ。しかし、それが自己目的化すると畜生や餓鬼の状態になる。
攻撃行動は捕食目的を除けば危険からの回避行動にあたる。それほど強くない捕食者に食べられそうになったときに反撃するとか、テリトリーを守るために行う攻撃は危険(食糧不足)回避の合理性を持つ。攻撃者の状態は修羅だ。攻撃が目的実現の一時的は手段である場合には合理的だが、それが目的化してしまうと修羅の状態から抜けられなくなる。
人間(じんかん)は繁殖行動に起源を持っているような気がする。まあ、他者との対話、自己との対話は人間(にんげん)的な状態だと言えるだろう。
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市民社会は欲望の体系だと誰か(^^;)が言っていたが、資本主義は畜生の体系ということになる。
しかし、畜生資本主義を人間的なものとして肯定するのが、鎌倉仏教やプロテスタンティズム(ってよく知らぬが)だと思う。
畜生資本主義は肯定するが、そのままでは経済的敗者に餓鬼をもたらす。従って、政治の方でどうにかコントロールしていかなければならない。というのが修正資本主義の考え方だろう。
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しかし今、人類の畜生資本主義は地球資源を喰いつくし始めている。化石燃料を地底から掘り出して地球のバランスを崩している。その化石燃料も在庫が少なくなりつつある。原子力は地球上の高等生物が適応できそうもない有害物質を静かに増やしつづけている。
(おっと、発展しすぎ。この解決方法は分からぬし、ここでやめておこう。地球規模でイースター島の悲劇が再現しませんように、なむなむ)