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今日正午から放送された「NHKニュース」は、麻生自民党政調会長が「国連決議なしでも米国のイラク攻撃を支持すべし」と主張したと報じた。
ブッシュ政権は、UNで武力行使容認決議が採択できない状況やイラク戦後の展開をスムーズに行うために、「武装解除はUNの目的で、米国の目的はフセイン政権の打倒だ」と明言した。
(『【UN関係なしの開戦宣言】 イラク問題:「米国は戦争決意」 ブッシュ大統領がラジオ演説 [毎日新聞] 【対日と同じ“欺瞞的”占領政策を正当化】』:http://www.asyura.com/2003/war24/msg/1288.html )
ブッシュ政権は、UN安保理の武力行使容認決議がないままでも、踏み切ろうとしているイラク攻撃が正しいも戦争であることを主張するため、「価値観論」や「政権打倒正義論」を持ち出している。
日本政府は、このような情勢変化を無視するように、米国のイラク攻撃を支持する正当性を嘘やごまかしで国民に説得している。
日本政府は、小手先の対応や陳腐な日米同盟論を持ち出すのではなく、ブッシュ政権が、国際法や国際秩序に関わりなく、自分たちの価値観で諸外国を眺め、そのなかに自分たちの正義に反する政権あれば、武力を行使すると宣言していることの重大な意味を捉えなければならない。
ブッシュ政権が、情勢変化のなかでこれまで建前として利用してきた“武装解除”を投げ捨て「イデオロギーの戦い」(宗教戦争)であるという本音を公言した現在、日本政府がUN決議なしのイラク攻撃を支持したり協力することは、国家として自己否定にもつながる錯綜した判断なのである。
日本政府は、嘘や世論誘導でごまかしながら「国民経済や国民生活を破壊する政策」をとり「国際法に反する武力行使を指示し協力する反国家政策」をとっていると糾弾し、メディア支配の現状では選挙を通じて打倒することがないできない現状を理由に、日本国民を救済し、日本に正義を回復するため武力を行使して政府を打倒するとする動きに対して、なんら正当な法的非難や論理的批判を提示できなくなる。
安保理決議なしやブッシュ政権の目的に基づくイラク攻撃支持は、国家として“国益”や“安全保障”よりも根底の問題をずたずたにしてしまう亡国的暴挙である。
※ 参照書き込みリスト
『【唾棄すべき妄言】「北朝鮮脅威」をリンクさせた米国支持論は理性なき暴論 【政府を超えた恥ずべき亡国論】』
(http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/260.html)
『【田中宇氏の9・11疑惑提起はシカトで不発】 空虚なたわごとで安保理決議なしのイラク攻撃支持を正当化しようとするプロパガンダ番組 [テレビ朝日「朝まで生テレビ」] 【日本国は「殺人」を法論理として罰せなくなる】』
( http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/547.html )
『日米安全保障体制の虚実』
( http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/236.html )
『攻撃が成功し勝者となれば世論も変わると踏んでいるんでしょう』
( http://www.asyura.com/2003/war24/msg/956.html )