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(回答先: Re: 釈迦のメッセ−ジ 投稿者 はてさて 日時 2003 年 2 月 21 日 23:03:50)
釈迦のさとりの核心すなわち仏教の本質は人間の苦しみ=不幸「生老病死」の原因は「無明」といって知恵のなさとそこから発生するところの「執着心」にあることを悟ったこと。宇宙や世界や神についてはむしろ語らなかった。どうしたら悟れるかの方法論=道について難行苦行ではなくまた絶対他力でもない「中道」を説いた。彼の一生の中心問題は人々の救済であった。彼の核心の限界は不幸の原因を人間個人の「心」「知恵」の問題にすりかえたこと、社会制度や身分制については問題にしなかった。人間の平等と実存の意義を説いたことは宗教というより哲学といわれる所以。