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(回答先: ありがとうございました 投稿者 ナカライ 日時 2003 年 2 月 11 日 23:31:26)
ナカライさん、こんばんわ。
フェニキア人がチュロス・カルタゴ・ヴェネチアのような地理的特性を好んだのは、陸からの攻撃がしにくく、海上防衛体制に注力すればいいと考えたからではないかと思っています。
チュロス・カルタゴ・ヴェネチアのあとには、アムステルダム→ロンドン→ニューヨークと国際金融家の活動拠点が移っていくのですが、それにもフェニキア人の地理的嗜好が色濃く出ています。
アムステルダムはご存知のように海抜マイナスの低地地帯にある港湾都市で、運河が縦横に走っています。
ロンドンは、17世紀の清教徒革命から名誉革命を経て金融拠点となっていきました。そして、ロンドンが金融拠点になったのは、オランダからオレンジ公ウイリアムがイングランド王ウイリアム1世に就任した結果です。(イングランド銀行は、ウイリアム1世の特許により創立されました)
このようなことから地理的特性は異なりますが、ローマ帝国を内側からのっとったように、イングランドの経済権益をオランダ勢力が奪取したと言えます。
最後のニューヨークですが、ニューヨークの旧名はニューアムステルダムで、オランダの植民地でした。そして、地理的特性も、二つの川に挟まれたマンハッタン島という点でフェニキア人の嗜好に合うものです。
ヴェニチアもキリスト教(カソリック)、アムステルダムもキリスト教(カルヴァン派プロテスタント)、ロンドンもキリスト教(イングランド国教会)とキリスト教勢力が多数派です。
このようなことが、有力な国際金融家は、フェニキア(カルタゴ)を源流とし、ユダヤ人ではなくキリスト教徒のふりをした人たちだろうと考える根拠です。