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☆結果として金持ち優遇になるから、所得に応じた利用料負担から原則一律1割負担にしたのはまずかったんじゃないかねえ。。
特別養護老人ホームに入所を希望して待機している高齢者が全国で少なくとも23万人に上ることが、朝日新聞社の介護保険全国調査でわかった。介護保険導入前の98年度に厚生省(当時)が調べた数の5倍近くで、在宅重視を掲げる介護保険と高齢者や家族の施設志向とのギャップが浮き彫りになった。入所の必要性が高い人を優先的に受け入れるルール作りを急ぐ必要がありそうだ。
朝日新聞社が昨年12月に全自治体を対象に実施した調査(回答率86%)で、複数の特養に申し込んでいる重複分を除いた申請者の実数を把握しているか尋ねたところ、6割強が「把握している」と答えた。その合計は約23万3000人だった。
また、都道府県に電話で聞いたところ、実数を把握しているのは27あり、合計は約20万人だった。いずれも98年度に厚生省が調べた約4万7000人を大きく上回っている。
介護保険導入前は市町村が申請を受け付けて入所の適否を判定していた。00年から制度が始まって、要介護認定を受けた人が直接施設に申し込むことができるようになったうえ、所得に応じた利用料負担から原則一律1割負担になったことで中高所得層の負担が減り、申請者が急増したとみられる。
申請者の急増を受け、厚生労働省は昨年夏、必要性が高い人を優先して入所させるよう介護保険施設の運用基準を改正。市町村に対しても施設団体などと協議して具体的な指針を作るよう求めた。
厚労省によると、特養の定員は01年10月現在で約31万4000人。稼働率は97%と、ほぼ定員いっぱい利用されている状態だ。全国調査でわかった待機者の中には入所の必要性が低いケースも含まれているとみられ、自治体にとって、希望者が納得できる透明性のある基準作りが急務となりそうだ。
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