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スペースシャトル事故に関する考察 NASAコロンビア号見殺しの仮説
投稿者 Ddog 日時 2003 年 2 月 05 日 00:55:01:

スペースシャトル事故に関する考察

私の些細な疑問ですが、スペースシャトルは大気圏突入時すべての映像は捕らえているのでしょうか?すべて、突入時の映像まで追跡していたならば、今回帰還の時の機体状況の目視確認を怠ったことは、疑問に思って当然ではないだろうか。
今回の映像はNASAの提供のようですが、出所はコメントしていませんね。陰謀論的投稿も多いのですが、純然たる事故であることは間違いないと思います。

しかし、事故は予見していたと考えます。着陸直前に目視による左翼の異常を怠ったのは、亀裂が確認できたとしてもどうすることも出来ない。どうしようもないから、目視確認しなかったのではなかろうか? 
まず、修理する部品材料は搭載していない。国際宇宙ステーションへ軌道を変えるだけの燃料がなかった。救援のシャトルおよびロシアのロケットを緊急発射しても、シャトル側に、酸素燃料など時間的余裕は、なかったなど、もしコロンビア発射直後に重大な危惧が発生しても、対処の選択肢は無かったのではないか? 
宇宙ステーションの緊急事態対応用のソユーズは3人乗りでしかない。NASAはそのことを十分認識していたが故に、全世界の注目のなか7人を見殺しにするより、結果見殺しになるが、1%の生還可能性にかけ強行帰還させたのではないだろうか?
 もし全世界が注目の中で、電気が尽き酸素が尽き乗員が次々死んでいく事態が起きた場合全世界へ中継され、より悲劇性が高まる。助かる見込みがあるならいいが、7人の命が燃え尽きるまで、イラク攻撃どころではなくなる可能性が高かったのではないか? 救助を待ったとしても、もし間に合わなければ、アメリカの弱体化を更に印象つける影響が高かったのではなかろうか?

今回のシャトルの爆発は、純然たる事故であるが、NASAおよび、米国政府が見殺しにした可能性は考えていいのではないか? 無理な陰謀論を展開するより誰が得なのかを考えた方が面白かろう。今回の事故で一番恩恵を受けるのはNASAのはずです。

以下今回の考えに至るニュース記事

<朝日>替)NASAの予算上積み検討へ 米政府・議会

スペースシャトルの事故を受け、米政府・議会は、(NASA)の予算上積みの検討に入る。米行政管理予算局(OMB)のダニエルズ長官は3日、予算教書発表後の記者会見で「新しい提案があるなら、十分検討に値する」と述べ、米議会が予算の増額を審議することへの理解を示した。
シャトル予算の抑制が事故につながったとの見方もあるが、ダニエルズ長官は「ブッシュ政権発足前の約10年間、NASAやシャトル関連の予算は横ばいか減額だったが、現政権になってからは増額してきた」と現政権の責任を回避しつつ、予算を増加したからといって事故が避けられるとは限らないとの見方を示した。
事故前にすでに固まっていた04会計年度予算教書でのNASA予算は155億ドルで、前年度実績見込み比で3.1%増加。そのうち、シャトル関連予算は39億7000万ドルで、2割以上の増額だったブッシュ大統領は3日、NASAのオキーフ長官と会談し、さらなる予算増額の意向を伝えた模様だ。

<朝日>NASAの原子力推進ロケット計画、シャトル事故で議論の的に

米予算教書に盛り込まれた航空宇宙局(NASA)の予算で、火星などの調査のための原子力推進ロケット計画が議論の的になっている。この計画はもともと宇宙探索を目指すブッシュ政権の目玉となる政策だったが、スペースシャトルの空中分解事故で安全性への疑念が生じかねない事態に陥った。議会審議で予算化の是非が焦点になるのは確実だ。

「プロメテウス計画」と呼ばれる原子力推進ロケット構想は2004会計年度(2003年10月―2004年9月)で2億7900万ドル(約330億円)の要求項目。向こう5年間の合計で約30億ドルに達する。原子力推進ロケットは米国で初めて。ロケットが宇宙空間に達し、惑星間を移動する際の推進力に原子力を活用する。

プロメテウスはギリシャ神話で天上の火を人間に与えたとされ、最高神ゼウスを怒らせて苦難の道を歩んだ。その名前にちなんだ構想だけに、実現へ向けた試練を暗示しているようでもある。
(ワシントン=吉次弘志)

<読売>シャトル打ち上げ直後の損傷、「目視」確認せず

【ワシントン=石黒穣】米スペースシャトル「コロンビア」の空中分解事故で、米航空宇宙局(NASA)が、打ち上げ直後についたとみられる損傷を十分に観察していなかったことが、3日明らかになった。外部からの「目視」による確認をせず、大気圏突入時の安全を確認する情報が不足していた疑いが指摘されている。

過去のシャトルの打ち上げでは、機体の外壁に異常が生じていることが予測される場合、軍の偵察衛星や地上の大型望遠鏡で観察し、危険性(リスク)の検討に役立ててきた。今回のコロンビアの打ち上げでは、発射直後に外部燃料タンクから脱落した断熱材の破片が左翼に激突して砕け散ったことが、ビデオ映像からはっきりわかっており、衛星や望遠鏡による観察が必要となるケースだった。
このときに左翼の耐熱タイルが受けた損傷と事故との因果関係が最大の焦点となっており、大気圏突入に先立って、衝突部位が受けた損傷の程度に関する検討が万全だったか疑問視する声が、NASA内外にある。

ワシントンのNASA本部で会見したビル・レディ副長官は、「過去の経験や工学的な検討の結果、(偵察衛星や大型望遠鏡による確認は)必要はないと判断した」と述べ、国防総省への偵察衛星利用要請なども行わなかったことを認めた。
事故後のデータ解析などで、コロンビアは大気圏に突入してから、左翼に温度急上昇などの異変を生じていたことが判明している。NASAはこれまで、断熱材の破片が当たった左翼の状況について、「危険はないと判断した」「シャトルの構造上、船外活動を行って衝突個所を調べることは不可能」などと説明してきた。
損傷状況が正確にわかっても、リスクを回避する対応策はなかった可能性もある。しかし、左翼に負担のかからない姿勢を取るなど対応も考慮できた可能性もあるという指摘も出ている。
シャトルの中で1番古いコロンビアは、1981年に初飛行に臨んだ際、地上の大型望遠鏡で断熱タイルのはく離の有無などを確かめた。「ディスカバリー」に日本人飛行士の向井千秋さんが乗り込んだ98年の飛行では、打ち上げの振動で着陸時にブレーキとして使うパラシュートの格納扉が脱落。このときは、国防総省に偵察衛星による扉部分の撮影を依頼した。

朝日>替)宇宙の3人帰還のめどたたず

国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士3人はどうなるか――米スペースシャトル・コロンビアの空中分解事故で3人が地上に戻れる時期が不透明になってきた。事故のためステーションと地上を結ぶ主要ルートのシャトル飛行のめどが立たなくなったからだ。国際宇宙ステーション計画は、日米欧ロなど15カ国が参加して進められている。宇宙ステーションへの人員や物資の輸送手段はシャトル(最大8人乗り)と、ロシアのソユーズ(同3人乗り)に頼ってきた。物資の補給にはロシアの無人補給船プログレスも使われる。いま宇宙ステーションにいるのは米国2人、ロシアの1人。去年11月から長期滞在中だ。3人は、3月に日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが搭乗する予定だったシャトルで帰還することになっていた。ところが、事故でシャトルの飛行がストップ。2日に打ち上げられたロシアの無人補給船プログレスが運んだ物資で滞在日程を延ばすことに。
滞在は6月ごろまで可能だというが、いつ帰れるのか決まっていない。宇宙ステーションには、3人の緊急帰還用のソユーズが待機している。

<朝日>替)シャトル安全性巡る事前警告届かず

大統領へ元職員提出ホワイトハウスは3日、スペースシャトル・コロンビアの安全性をめぐる問題点について、米航空宇宙局(NASA)元職員が昨年8月、ブッシュ大統領に直訴する手紙を書いていたものの、補佐官のレベルで処理され、届いていなかったことを明らかにした。
訴えていたのは保安担当の元職員ドン・ネルソン氏。00年の点検で3500カ所の配線上の欠陥があったことや、02年の報告書で安全性に関するプログラムが適切に取り扱われていないことなどに触れ、「シャトルの破局的な事故を防ぐには、大統領の介入が必要」と指摘。脱出装置が装備されるまで乗員を4人に絞るよう求めていたという。
フライシャー大統領報道官によると、手紙は科学担当のマーバーガー補佐官が読み、NASA職員に懸念を伝えたうえで「議論した結果、大統領が現時点でシャトル飛行の一時停止を求めるのは適切とは思わない」と返信していたという。
以上

本箱の後ろ3列目に埋まっているはずの立花隆さんの宇宙からの帰還を今週末捜
して読み直そうと思っています。Ddog

http://www.interq.or.jp/japan/hituji/sagan.tachibana.html

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