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(回答先: Re: 自民党に投票し続けた人々は判断力をもっていない本質的な馬鹿、無知の輩である。 投稿者 腐れ自民をぶっ潰せ 日時 2003 年 2 月 03 日 08:37:21)
共産党その他の一党独裁諸国でマスメディアが全く機能しないのは誰が見ても明らかだが、かといって、資本主義の枠組では、それ固有の問題により、やはり報道や言論は病理化し機能不全になるのである。たとえば朝日新聞が日経連を批判することはできない。その会長をトヨタがになっており、トヨタからの広告出稿停止の圧力を受けるからである。日経連メンバーの大企業からの広告でメシを食っている大新聞が、大企業批判、経団連批判を激しく行うことなど不可能なのだ。
事情はアメリカも同様だ。アメリカに自由で公正な報道があると思っている人がいれば、それは、完全に間違いだ.アメリカの方が実は事態は深刻といえる。報道と無関係な超大企業自体がテレビ局を所有しているからだ。その超大企業は、アメリカの権力サークルと利益グループを作っている。つまり、テレビ局の報道はすべて、権力サークルの検閲下にあり、自由で公平な報道機関というのは、実際存在しないからである。彼らは、権力サークルの拡声器であり、情報誘導の道具なのである。アメリカを、その意味で買い被るおろかさだけは、やめてほしい。アメリカでは、テレビも、ラジオ電波も、数社の特定大企業によって、買い取られつつあるのである。ラジオ周波数も、96年に自由化され、早いはなし、巨大な一社が、すべての電波を買い取る事も可能になってしまったのである。事実上、電波の公共性は存在せず、すべて商業化、民営化となってしまった。アメリカのテレビ報道、著名なニュースアンカーやキャスターで、米国政府を批判するものはただの一人として存在していなことを知って欲しい。日本の久米宏のほうが、政府に噛みつき、こきおろしている姿をみるにつけ、日本の報道はまだしも、と思うのである.こんな光景は、アメリカでは絶対にないことを知って欲しい。
このように、マスメディア特有の責任ではなく、資本主義のなかでは、特に新自由主義体制の中では、独立した、自由で公正な報道と論説をする事は、制度的に不可能であることを知って欲しい。