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(回答先: チョムスキーの正体は? 投稿者 スマダル・エルハナン 日時 2003 年 1 月 06 日 21:20:14)
スマダル・エルハナンさん、こんにちわ。
チョムスキー氏は、アナーキズム(反権威主義の自由意志)を基礎とした社会主義者だと言えます。
この意味で、コールマン博士がリストアップするように、“あっち側”だと見ることもできます。(チョムスキー自身の自覚は別問題です)
コールマン博士に拠れば、マルクス主義者や環境保護主義者も“あっち側”ですから、それと同じ位置づけでチョムスキー氏も“あっち側”になります。(それらの組織の一般構成員の“思い”は別問題です)
コールマン博士は、キリスト教的価値観を基礎とした勤労者自由民主主義(合衆国憲法的理念)を是とする人のように見受けられます。(これも“あっち側”だと思っています(笑))
ノーム・チョムスキー氏が“あっち側”かどうかはともかく、言っていることは“本心”だと思っています。(コールマン博士もチョムスキー氏が嘘をついているとは考えていないでしょう)
スマダル・エルハナンさんがチョムスキー氏の発言内容に尊敬の念を抱くとしたら、スマダル・エルハナンさんも“あっち側”的価値観を持っているのかもしれません。(“勉強した近代人”は否応なく“あっち側”の価値観に親和性を持ちやすいとも言えます)
チョムスキー氏が語る自由意志論・高度組織社会・草の根民主主義(反議会制民主主義)などは、近代の平等主義・自由主義・民主主義を是とする人にとっては、それを徹底化したものとして受け入れられるもののはずです。
“あっち側”の人は世界の支配をめざしているとしても、いわゆる極悪非道の価値観を持っている人たちというわけではありません。
“あっち側”の人たちは、武力や強権政治による世界支配をめざしているわけではなく、平和で自由と人々が感じる状況での世界支配をめざしています。(それに至る過程では武力や強権政治も行います)
ある人を評価するときは、“あっち側”かどうかという識別ではなく、語っている内容(言葉ではなく現実的意味)を吟味して、それが自分の好みに合うかどうかで判断するしかないと思っています。