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(回答先: 反功利主義的価値観 投稿者 日時 2002 年 11 月 22 日 14:44:13)
まず、「地球上の人類の数は多過ぎる」とは判断していないが、「地球の多様で豊穰な非常に希少な生態系を維持するためにも、1000万人程度に制限し、文明水準も化石燃料以前の自然エネルギーをベースとし、生態系への影響を最低限に抑えた」生活は望ましいものだと思う。(日本は、人口3千万人程度に緩やかに減少していくのが望ましいとは考えている)
1000万人程度がそのような生活を営むのに、高度な科学技術が必要だとは思わない。現状で十分すぎるほどの技術条件である。
>核融合技術を21世紀の前半に開発し、残った99。9%の人類は知性と肉体を遺伝子
>工学及びサイバネティクスによって改良した上で、惑星開発や他の恒星系に進出し、
>環境破壊リスクと絶滅リスクを低減すべきであろう。
惑星開発や他の恒星系に進出するために要する活動のほうが、環境破壊リスクを増加させると予測する。(ただ観察に行くだけでも環境破壊リスクがあるが、開発となると大量の人員を送らなければならない)
絶滅リスクは、どの恒星系でもあり得るし、太陽系と同時性だってあり得る。
人がそこそこ快適に生活できる他の恒星系の惑星であれば、“先住民”がいる可能性も高い。
恒星間航行はしんどいし、地球より好ましい惑星が地球人のために残されているかどうかも不明である。
個が死滅するように、類もいつかは絶滅するのだろうから、その時まで頑張るところは頑張って、他はおもしろおかしく生活した方がいいと思う。
「知性と肉体を遺伝子工学及びサイバネティクスによって改良」といっても、どういう知性が好ましいかという判断でさえロクにできないのだから、遺伝子工学で期待する人が生み出されるとは考えられない。
(知性を遺伝子問題に還元するようでは、端から知性の改善はできないね)
みんながマッチョで運動能力に長けているといったような世の中になるのも、面白味に欠ける。
>30世紀に銀河系において高度に発達した汎人類文明が築くことができれば、現世人
>類の中の無能で倫理的に退廃した99%が死滅しても可である。
イヤな世の中だね、有能で倫理的な人たちだけで成り立っている社会だなんて。
奇矯な人もいれば自堕落な人もいる、美人もいればブスもいるっていう世の中のほうが好きだね。
文明とやらを築くために奮闘するなんてご免被りたい。