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(回答先: 政府紙幣の問題点について 投稿者 日本救国戦線 日時 2002 年 11 月 19 日 08:10:47)
皆さんの政府紙幣をめぐる議論を聞いていて、
結局のところ、デフレになると大騒ぎしてインフレを起こし、
今度はインフレになると大騒ぎして火消しに回る、それを
繰り返すしかないのが人類の歴史なのではなかろうか、と
考えた次第です。
あっしらさんの経済論理を全ての国の政府と国民と企業家が
理解し同意すれば世界は変わるのかも知れません。それは
政治的革命ではなく、文化的革命の様相を見せるだろうという
以前あっしらさんが示した予言は示唆に富むものと感じました。
しかし、そういう、価値観の異なる経済社会に本当に
すんなり入っていけるのかはかなり疑問が残りました。企業がうまくやっているかどうかの尺度は利益で、(かつての中国の国営企業のように)従業員を何人雇っているかでも、従業員にどれだけの高給を出しているかでもありません。この基準は社会の根底まで浸透していて、ちょっとやそっとでは変わらないと思います。会社制度、株式制度、金融制度、全て利益、利潤が基礎だと思います。
価値観の大転換が行われる前に壊滅的なデフレが各国を襲ったり、逆にそれを吹き飛ばすような超インフレ策が取られたり(戦争を含む)、結局は翻弄されるのはいつも民衆で、これはどうしようもないことなのではないか、と悲観的にならざるを得ません。せめて祖国を焦土にしてしまうとか、財産をほとんど失う事になってしまうとか、そういう激動を何とか最小限に食い止めてもらいたいところです。