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03/04 09:28 旧東独再現のテーマパーク 国境検問兵士や国民車も 外信27
【ベルリン3日共同】一九八九年のベルリンの壁崩壊後に急速に
姿を消した旧東ドイツの市民生活を忠実に再現したテーマパーク建
設を同市内の企業が計画している。無愛想な国境検問所兵士なども
゛再登場″させ、来年五月のオープンを目指す。
建設予定地は、ベルリン南東部で旧東ドイツだったケーペニック
地区。テーマパークの総面積は約一万平方メートルで、総工費は数
百万〓(数億円)規模となる。
計画ではまず、入場者は゛国境″で厳しい税関検査などを受け、
旧東ドイツ・マルクに強制的に一定額の両替を義務付けられる。ト
ラビの愛称で親しまれた国民車「トラバント」なども展示、警官や
女性店員など約二十人の従業員も旧東ドイツ出身者に限定する念の
入れようだ。
内部ではさらに旧東ドイツ料理を味わえるレストランや、当時の
日常品などをそろえたスーパーも開設される。計画を主導する機械
メーカーの担当者は「当時の様子をできるだけ正確に復元し、観光
客や子供たちに歴史の大切な部分を示したい」と話している。
ドイツでは現在、旧東ドイツを題材にした映画が大ヒットしてい
ることが、テーマパーク建設の背景にある。
(了) 030304 0928
☆ユーロ
[2003-03-04-09:28]