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http://www.kahoku.co.jp/news/2003/02/20030228t31029.htm
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3月27日告示の岩手県知事選に、3選を目指して出馬する無所属現職の増田寛也氏(51)は27日、選挙の公約に当たるマニフェスト(政策綱領)を公表した。三重県の北川正恭知事の呼び掛けに応じ、マニフェストを作った知事選立候補予定者は増田氏が全国初。これまでの抽象的な表現から脱却、数値目標を盛り込んだ新しいタイプの公約になる。
マニフェストは政策の実現時期や財源などを入れた具体的公約。選挙後の「公約破り」が横行し、政治不信が強まる中、政策本位の政治に転換しようと、国内でもマニフェストを求める声が強まっている。
増田知事のマニフェストは(1)ビジョン(2)2つの緊急優先課題(3)7つの重点施策(4)行政システムの進化(5)施策推進のために―の5項目。ビジョンで今後4年間を「自立を進める期間」と位置付け、マニフェスト実現に向けた財源確保のため、2003年度を財政の集中見直し検討年度とした。事務事業の徹底した見直しや公共事業縮小の目標を設定し、「4年間で200億円の一般財源を生み出す」と財源を示した。
青森県境産業廃棄物不法投棄への取り組みと循環型社会の形成、雇用対策の2つについては、前期2年間で最優先に取り組むとし、「特別管理産業廃棄物の05年度までの撤去完了」「サービス関連産業で新たに1万5000人の雇用の創出」などの数値目標を掲げた。
重点施策についても「(要介護老人の)重度層の施設入所待機者(希望者)を02年度より50%減らします」といった形で数値目標を掲げたが、「地産地消を一層積極的に進めます」のように具体性に乏しいものもある。
増田氏は「マニフェストは本来、政党が国政選で作るべきもの。考え方の粗筋は書いたつもりだが、ローカルマニフェスト第1号ということで、今後、ほかの知事らに進化させてもらいたい」と語った。
今春の知事選出馬予定者では、北川三重県知事の呼び掛けに応じ、片山善博鳥取県知事もマニフェストをつくる予定だ。