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【ワシントン斗ケ沢秀俊】米スペースシャトル「コロンビア」の空中分解事故で、米航空宇宙局(NASA)の独立事故調査委員会は25日、テキサス州で見つかった耐熱タイルの写真を公表した。表面には高熱にさらされた形跡やオレンジ色の斑点が付いており、調査委員会はタイルの分析から事故原因解明の手がかりが得られると期待している。
調査委員会のゲーマン委員長らが会見で公表した。タイルは約30センチ四方の大きさで、同州東部のフォートワース近郊で発見、回収された。機体左翼上部の裏側を覆っていたタイルとみられる。
同委員長によると、通常の帰還後のタイルは表面が滑らかで、灰色がかっている。このタイルは表面が高熱のため荒れていて、所々にオレンジ色の小片が埋まっていた。
コロンビア打ち上げの際、外部燃料タンクからはがれたオレンジ色の断熱材が左翼の耐熱タイルを直撃するトラブルがあった。調査委員会はオレンジ色の小片が断熱材の破片かどうかを調べている。同委員長は「タイル表面の損傷が飛行中のものか、空中分解後のものかは、我々が解くべき謎だ」と語り、断熱材直撃と事故を関連させることを避けた。
調査委員会はまた、飛行2日目にシャトルからタイルとほぼ同じ大きさの物体が離れたことをレーダーのデータ分析で突き止めた。貨物室から流出した可能性もあり、この物体が事故に関連するかどうかを慎重に調べている。
[毎日新聞2月26日] ( 2003-02-26-11:36 )