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投稿 平成15年02月14日22時49分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)二月十四日(金)
(第四百八十七回)
○岡潔先生が、しばしば、
胡蘭成著「建国新書」を引用し、是非、読むようにと推称される。
○この本は、三十数年前のものでとっくに絶版。
○このたび、古本で入手し、これを読む。
○胡蘭成氏は、一九〇六年生まれ。
汪兆銘の中華民国政府の閣僚。
日本の敗戦後、日本に政治亡命。
○岡潔、保田与重郎、などの日本の知識人と親交あり。
○「建国新書」は、昭和四十三年刊。
○ここに、
「ウォルター・リップマンが言う、『われわれ米国人は古生物
時代の恐竜のように、核兵器の牙(キバ)と鋼鉄の厚皮を
着ているが、哀れなのは脳味噌が少ない』と(百三十八頁)」、
とある。
○ウォルター・リップマンとは、一九二〇年代から約半世紀に
亘って、米国マスコミ界の中枢にすわりつづけた、米国ジャー
ナリズムの超大物。
○J・コールマン博士によれば、
ウォルター・リップマンは、れっきとした、「三百人委員会」
直系の主席米国宣伝家。又は、オピニオンリーダー。
○そのような人物が、
「米国人は、かっての恐竜の如し、図体は大きいが、脳味噌
は少ない」、と評したと言う。
○あいにく、出典が示されていないので、確認することが出来
ない。
○しかし、一応、この通りと前提して置こう。
○もしその通りとすれば、恐竜なみの、小さな小さな脳しか
持って居ない、その米国のドレイ、家畜人間(ヒューマン・
キャトル)であることに、心底満足し切って居る、今日の
我々日本民族は、一体、何者、なのか。
○我々は、同じ爬虫類でも、体長一〇センチくらいのとかげ、
ていど、と言うことか。
○敗戦後僅かに五十数年、幕末の安政不平等条約から、
起算しても、百五十年こんなに短期間のうちに、かくも急速に退化縮小(退縮)した民族は、
今日の我々日本民族以外に、史上、例がないのではなかろうか。
○一体、これは、何故なのだ。
○その根本原因は何なのだ。
(了)