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投稿 平成15年02月20日04時43分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)二月十九日(水)
(第四百九十三回)
○リンドン・ラルーシュ(「EIR」誌)は、今、米英グローバル権力
エリートによって宣伝されて居る、二十一世紀の新しい大米英
世界帝国なるものについて、それは、空想(ユートピア)に
過ぎない、と批評する。
○米英グローバルエリート権力階級は、二十一世紀の大米英世界
帝国を、古代ローマ帝国の再来、ないしその完成、と宣伝したい。
○しかし、その類推には、根拠がない。
ローマが世界帝国を建設したとき、ローマの経済力は絶頂期
にあった。しかし、英国については問題外、米国経済も既に破
産して居る。
○破産した経済の上に、大世界帝国を建設することは出来ない。
と言う風に、ラルーシュ(EIR)は言う。
○もちろん、このラルーシュ説は正しい。
○しかし、それでは、これから、「大米英世界帝国」を構築し
ようとする米英エリート階級は、どのように計算して居るの
か....
○彼等の主たる戦略、ないし計算は、
ただひたすら、
略奪、
あるのみ。
○そしてその略奪行為のための担保、その手段は、
彼等の「力」である。
そしてその「力」の主たる部分の一つが、武力、軍事力である。
○彼等は、その武力を以って、まず、世界中のエネルギー資源
を略奪する計画だ。
○エネルギー資源の主たるものは、とりあえず、石油と天然ガス。
○米国の石油資源は枯渇しつつある。
○「彼等」は、イラク、サウジアラビア、イラン、そして、中央
アジアの石油資源を武力で略奪する。
○これが、「彼等」の新しい世界帝国建設のための第一歩、で
あろう。
○しかし、それは、「第一歩」に過ぎない。
○日本は、どうされるのか....
○「彼等」は、日本の金融資産、日本の経済力、「人的資源」を
も、略奪の標的、として居る。
○つまり、日本には、「彼等」によって、スッテンテンにむしり
取られ、丸裸にされる運命が待って居る。
○こんな程度のことは、普通の判断力があれば、自明だ。
○しかし、文字通りの白痴、ゾンビ、と化しつつある日本の
白痴エリートには、何も見えない。
○二月十八日、米国ニューヨーク、国連安全保障理事会で、
日本政府(外務省)代表は、米英の対イラク武力攻撃支持を、
全世界の目の前で公言した。
○日本外務省は、
この「晴れの舞台」で、
ご主人さまたる米英シオニストユダヤに忠誠を誓う
ことが出来て、天にも登るほど、
有頂天の、良い気持ち、であろう。
○沼昭三の「家畜人ヤプー」を、想起して、日本人の一人である
当寸評子としては、ただただ、切ない心境だ。
(了)