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みなさんは「ポータルサイト」と言うと、まずどこを思い出すだろうか。ヤフー?、ライコス?、インフォシーク? 最近ではポータルサイトもジャンル毎に別れ始め、どこを訪れたらいいのかわからないほど、その種類は多い。その中でも現在、最も過激なポータルとして注目なのが"VX Heavens"というサイト。取り扱うジャンルは、ショッピングでもグルメでも懸賞でもなく「ウイルス」。しかも、発信元は「ウクライナ」。なんとも怪しげなポータルサイトだ。
"VX Heavens"には、世界中のウイルスマニアたちが訪れており、掲示板などで活発な情報交換が行われている。初心者も抵抗なく参加できるよう「FAQコーナー」などが充実し、簡単な質問でも先輩ユーザーたちが気軽に答えてくれる。
そして、このサイトで最も恐ろしいコンテンツは、世界中のウイルスがコレクションされた「Binary」コーナーだ。
ここには管理者やユーザーたちの手で集められた約6000種類ものウイルスが常時展示されており、誰でも気軽(?)にダウンロードができる。さらに、オリジナルのウイルスを作成する「ウイルス生成ツール」や、ウイルスの動作をチェックする「ウイルスシミュレーター」も常時配布されている。もちろんこれらも特に制限なく、誰でもダウンロードが可能だ。
「ここへ来ればたくさんのウイルスが手に入るので楽しいですよ」と語るのは、自称"ウイルス研究家"のPiyoさん。彼はこのサイトがきっかけでウイルスの虜になり、今でも毎日ウイルス研究に明け暮れている。「この前も、自分で作ったウイルスを間違えて起動して、パソコン1台潰しちゃいましたよ(笑)」。彼は今まで、自作のウイルスに数十回以上感染した経験を持ち、現在はPCをウイルス作成用とチェック用の2台に分けて制作を行っているという、まさしく科学者並みの情熱の持ち主だ。しかし、彼の「ウイルス飼育」はあくまでも研究のため。決して自らウイルスをばら撒くことはしないという。「こんなもの世の中に流したらソッコーで捕まっちゃいますよ」。
現在、ウイルスを無差別にネット上へ流すことは「犯罪」として考える国がほとんどで、日本も例外ではない。こういったサイトはあくまでも「ワクチンの研究」や「技術の向上」が目的。いくら手軽にダウンロードできるといっても、興味本位で友達にメールで送りつけるようなことはしないように。もしそれが広まろうものなら、あなたはもれなくニュースの主役になること間違いナシだ。
ちなみに"VX Heavens"では「世界のコンピュータ犯罪法」というコーナーがあり、ここでは、ウイルスを勝手に流すとどれだけの罪になるかが、事細かに解説されている。ご利用の際は、ぜひともここを一読していただきたい。