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2003年2月1日、アメリカのスペースシャトル「コロンビア」号の空中分解事故が発生、この大惨事がアメリカはもとより、世界的にも宇宙開発戦略な戦略の見直しの機運が高まることが予想される。そうした中で、中国では20世紀90年代から始まった有人飛行計画が2003年、実を結ぶ見通しだ。
「神船」シリーズの4度にわたる無人宇宙飛行の実験に成功、すでに有人飛行のための打ち上げと地球への帰還、回収の一連の技術を取得している中国。アメリカ、ロシアに次いで、独自技術としては世界で3カ国目になる有人宇宙飛行技術保有に向け、国全体での盛り上がりを見せている。
新華社が、書名の論説を発表、その論説の中で、「宇宙開発の夢は永遠に放棄せず、人類の宇宙への進出に対する決心は揺るがない」と強調した。
アメリカのスペースシャトル「コロンビア」号の空中分解事故について、新華社では「“彼らは本当の英雄である”−中国人民は“コロンビア”号の事故で犠牲となった宇宙飛行士に敬意を表す」と題する論説をかなり早い段階で発表していた。
それによれば、「コロンビア」号の事故で犠牲となった宇宙飛行士に敬意を表し、人類の道の世界を探索し貢献した新の英雄であると、とした。一方で、「宇宙への進出は人類の長年の夢である。地球の資源は有限であり、人類はいつの日にか自身のゆりかごを飛び出すことになる。宇宙飛行は一つの難しく、非常に複雑で、リスクの高い偉大な事業である。その過程では挫折を伴うこともある」とする。
続けてこの論説では、「人類の宇宙への進出の歴史はわずか42年、われわれは前進する上での挫折を正確に見極めなければならない。事故が発生すれば、事故原因を突き止め、しっかりと研究し、設計を見直さなければならないが、人類は宇宙開発の夢を決して放棄することはない」と主張する。
最後にこの論説では、「科学では精神的な献身が必要で、科学には少なからず挫折と失敗をともなう。歴史は、一度また一度の失敗によって、人類の広大な宇宙への旅は確固不動のものとなることを証明している。今後数年で、人類は月を往復し、火星に上陸するだろう。世界の宇宙技術の進展に伴い、人類の大規模な宇宙開発の夢は実現することになるだろう」と締めくくった。
「コロンビア」号の悲劇的な事件は世界的に宇宙開発の見直しの機運を高まらされている。今年10月にも初めて独自開発の技術で有人宇宙飛行を実現したい中国にとって、今回の事件で世論の動向が気になるところ。今回新華社の署名入り論説がいち早く発表された背景には、順調に中国の有人飛行計画を情報の面から進展させたい狙いが伺える。