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NASAの日本語の公式サイトです。
【更新日2/3/2003】
【スペースシャトル・コロンビアの事故】
スペースシャトル・コロンビアが帰還のための大気圏再突入時にテキサス上空で空中分解・墜落いたしました。
この事故により同機搭乗員7人の貴重な命を失いました。
NASA駐日代表部一同、人類の宇宙開発に命を捧げた彼等に哀悼の意を表わすとともに、日本の宇宙開発に携わる関係機関の方々にご迷惑をおかけしたことを、この場を借りて心よりお詫び申し上げます。
【NASAオキーフ長官の声明文の要約
(2月1日米国東部時間 午後1時)】
今日はNASAの職員、STS-107の搭乗員の家族、そしてアメリカ国民に深い悲しみをもたらした日であります。
NASAはSTS―107からの通信が途絶えた午前9時頃から、コロンビアの飛行活動に関する全ての情報を確保するために非常事態計画の実施を行いました。
私は、大統領、国土安全保障省トム・リッジ長官に連絡をとり、この度のコロンビアの事故についての報告をおこないました。
特に、大統領からは適切な対応にあたっての即時かつ最大限の支援の申し出がありました。
その後、私達はNASA宇宙飛行局局長より説明を受け、今後の運営・技術面につきて話し合いを行ないました。
私達はこのケネディ宇宙センターにおいて宇宙飛行士のご家族の方々にお会いしました。
ご家族の方々は間もなくにジョンソン宇宙センターにむけて出発されます。
大統領はすでにこれらご家族の方々と電話で話をされ、深い哀悼の意を表わされました。
私共NASAはこれから直ちに、搭乗員の遺体の捜索、並びに事故の原因究明に全力を尽くします。
【米大統領演説要旨 2月1日】
米国民の皆さん。この日、わが国に恐ろしい知らせと深い悲しみがもたらされました。
今朝9時ごろ、ヒューストンの管制センターと、スペースシャトル・コロンビアとの間の交信が途絶えました。
その直後に、テキサス州上空で破片が落下していくのが確認されました。
コロンビアは失われました。
生存者はおりません。
搭乗していた7人の搭乗員は全人類に奉仕するという危険を引き受けました。
宇宙飛行がほぼ日常的なことのようになった時代にあって、ロケットの旅の危険は簡単に見過ごされます。
宇宙飛行士たちは危険を知りながら、進んでそれに立ち向かったのです。
人生に高貴な目的を持ち、勇気と理想を持った彼らを失ったことが残念でなりません。
全ての米国民は、突然の衝撃と悲しみを受けた遺族のことを思っています。
あなた方は決して孤独ではありません。
全国民が深い悲しみに包まれ、そしてあなた方が愛する人たちは常にこの国の尊敬と感謝を受けるでしょう。
彼らが命を捧げた大儀は今後も生き続けます。
今日、私たちは空のかなたに破壊と悲劇を見ましたが、そこにはまた希望もあるのです。
米国の宇宙への旅は続きます。
預言者イザヤはこう言っています。
「目を高く上げ、誰が天の万象を創造したかを見よ。主の力の強さ、激しい勢いから逃れうるものはない。」と。
残念ながらコロンビアの乗組員は地球に無事に帰還しませんでした。
しかし、彼等の魂が無事に帰ってくることを祈ります。
悲しみにくれる家族に神のご加護がありますように、そして米国に引き続きご加護がありますように。
NASAのコロンビアの事故に関する情報は次のサイトで御覧になれます。
http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/releases/2003/H03-037.html
http://www.nasa.gov/formedia/MP_Archive_2003.html
http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/releases/index.html