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【ジュネーブ=大内佐紀】スイス政府は今月15、16の両日に対イラク軍事作戦が始まった場合の人道支援を協議する国際会議を主催することを決め、国際機関や主要国に参加を呼びかけた。しかし、米政府は7日、欠席の意向をスイスに伝達。英国も同調する方向で会議の成り行きが危ぶまれている。
スイス政府は今月6日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)など15の国際機関、日米など主要資金拠出国やトルコ、イランなどイラクの周辺国など計45機関・国にこの会議への参加を招請した。招待状は、同会議の目的を「戦争が始まった場合、イラクでどのような人道危機が生じるかを分析し、関係機関・諸国の対応策について意見交換・調整する」と意義づけた。
しかし、スイス政府が準備段階でイラクにも招待状を出そうとしていたことに、米国は「そのような会議では、イラクに政治的に利用されるだけだ」と強く反発、早々と欠席を決めた。国際機関の多くも、幹部の派遣は見送る方針で、日本も「会議で何をしようとしているのかよくわからない」と困惑、出欠を慎重に検討中だ。
根回し不足が混乱の一つの要因として指摘されており、「新しい国連加盟国兼中立国として存在感を発揮したい」とのスイス政府の思惑は空回りしている。
(2月8日22:38)