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2003.02.03
Web posted at: 12:23 JST
- AP
北京(AP) コロンブスより70年も前に中国の艦隊がアメリカ大陸に到達し、世界一周まで達成していた――。英軍の退役将校がこんな説を発表し、話題を呼んでいる。米国で今月発売されたばかりの著書は、ニューヨークタイムズ紙のベストセラー・リスト(ノンフィクション部門)で第8位に入るほどの売れ行きだ。しかし、この説には中国人専門家も懐疑的な見方を示している。
中国人が米大陸を「発見」したと主張しているのは、英海軍で潜水艦の司令官を務めていたギャビン・メンジーズ氏。在任中にコロンブスやマゼランが通ったとされる航路を自らたどった経験や星図・地図の知識を駆使し、120カ国の港などを実地調査した結果、「明朝の航海家・鄭和率いる艦隊が1421年、喜望峰を回ってアメリカ大陸に到着していた」との結論に達した。メンジーズ氏によると、一部の船はさらに太平洋を渡り、中国まで帰り着いたとみられる。その後コロンブスらの艦隊は、中国から入手した地図を頼りに航海に出たという。
確かに、当時の中国は欧州をしのぐほどの技術を持ち、鄭和が東アフリカあたりまでを制覇したことはよく知られている。北京では「中国が最初にアメリカを見つけたことなど、前から知っていた」と胸を張る市民もいた。
だが、専門家の多くはメンジーズ氏の説に首をかしげる。「まともな議論ではなく、到底受け入れられない」と一笑に付すのは、北京大学の歴史学教授だ。鄭和の業績を記念して設立された団体でさえ、「ナンセンスだ」と取り合わない。
こうした批判に対し、メンジーズ氏は「公正な立場から私が示している証拠を見てもらえば、ほかの結論はあり得ないはず」と、あくまで強気の姿勢を貫いている。
★ 今なお「米大陸発見」という表現を使っているところが大笑い。