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広島県沖美町の大黒神島(おおくろかみしま)に、米空母艦載機による夜間発着訓練(NLP)を厚木基地(神奈川県綾瀬市など)から誘致する構想で、同町議会(定数12)は3日午前、全員協議会を開き、過半数を上回る議員が谷本英一町長に誘致の白紙撤回を求めた。谷本町長は先月30日の全協で「議会の同意は得られた」として、今週中にNLP誘致を求める要請書を防衛施設庁に提出するとしていたが、議会の多数派が反対に回ったことで、誘致構想は頓挫する公算が大きくなった。
一方、谷本町長は全協後に会見し、「突然の議会の(反対の)結論は予想していなかった。もう一度、理解してもらい、協議を重ねたい。防衛施設庁とも協議する」と話し、即時撤回の意思がないことを表明した。
全協は、議員12人全員と谷本町長が出席して、午前9時から非公開で行われた。出席者によると、過半数の議員から「県も周辺の町も反対しており、町が孤立する」などと、誘致反対の声が相次いだ。一方、誘致に理解を示した議員も2〜3人いたという。毎日新聞の取材では、この日までに少なくとも8人の議員が反対を表明していた。
川野保議長は「(白紙撤回に)反対が何人かいたが、議会としてはNLP誘致を認めるわけにはいかないと判断した。今後、この問題は議論しない。町民に(議会が誘致に同意したと)誤解を与えてしまい、申し訳なかった」と話した。 【和田祟】
沖美町議会が誘致の白紙撤回を求めたことについて、防衛施設庁は「町から誘致の要請があれば検討するというこちらのスタンスは変わらない。町の動きを見守っていきたい」と話している。
[毎日新聞2月3日] ( 2003-02-03-13:13 )