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02/02 17:00 全国の警察無線更新へ 傍受防ぎ不感地帯減らす シ 社会27
共同
警察庁は、全国の警察本部の無線通信システムが老朽化している
としてシステム更新を進めている。従来に比べ暗号を複雑にして傍
受を防ぐとともに、無線が届かない不感地帯を減らすのが狙いだ。
二○○二年度で警視庁のシステムを更新し、○三年度は十四府県
警で進め、その後数年かけて全国の警察本部の無線を新たなシステ
ムに順次整備する方針。
警察庁によると、更新されるのは、警察本部の通信指令室とパト
カーや白バイを結んでいる「車載系」と呼ばれる無線通信システム
。
「車載系」は一一○番通報を受けて現場に直行するため、機動隊
で運用される「携帯系」や警察署の「所轄系」と比べて更新の緊急
性が高いとされる。
警察無線は以前はアナログだったが、八四年から八五年にかけて
起きたグリコ・森永事件などをきっかけに、傍受が不可能といわれ
たデジタル無線に変更された。
しかし、導入から二十年近く経過して老朽化が進み、九八年には
過激派の革マル派アジトから、デジタル無線を傍受、録音したテー
プが押収される事態も発生。テープには捜査員同士の会話も録音さ
れていた。
警察庁は警察組織の生命線ともいえる無線の防護機能が破られた
ことに衝撃を受け、より複雑化した暗号の開発に取り組んでいた。
一方、地形が複雑な沿岸部や山間部、谷間など無線が入らない不
感地帯も残っているため、新システムではパトカーに無線の中継機
能も持たせ、不感地帯を解消させる。
警視庁では現在、通信指令本部と車両約二千台、オートバイ約四
百台、受信専用の受令機約一万一千台の無線システムを更新中とい
う。
(了) 030202 1700
[2003-02-02-17:01]