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http://www.ai-link.ne.jp/free/news/talknow/talk_page/2000_11.htm
国内で真っ先に挙げたいのが日立建機のケースです。同社は建設機器の製造・販売・リース事業を展開する日立製作所グループの関連会社で、最近の「日本企業のIT経営度総合ランキング」で第2位になったほど、その躍進ぶりには目覚ましいものがあります。躍進の原動力となったのは米国のベンチャー企業であるファイヤー・ポンド社が開発した受注生産システムの導入にあります。これにより、事業モデルを大胆に変革し、「ご希望のパワーショベルをつくります」というCRMによる経営が可能になったのです。
例えば、この受注生産方式でパワーショベルを注文したとします。顧客はまず、馬力やアームの長さ、バケットの大きさなど希望のスペックを営業マンが持参したパソコンに入力します。そうすると、組み合わせ可能な部品とその仕様が画面に呼び出され、そのなかから顧客は自由に選ぶことができるという仕組み。さらに選択した組み合わせによる製品の完成イメージまで表示されるというから徹底したサービスぶりなのです。しかし驚くのはこれだけではありません。納期も実にスピーディーです。発注して4日後にはカストマイズド建機として届けられるというから顧客にとってはまことに重宝なシステムといえるでしょう。
まさにCRM戦略のよきお手本といっても過言ではありません。この方式を取り入れて以降、日立建機の実際の業績も急上昇中で、2000年度の国内シェアはすでに30%に達しています