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(回答先: 野中氏が麻生氏に“抗議” 党沖縄振興委員長の辞表 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 29 日 17:04:55)
自民党橋本派の野中広務元幹事長が「ポスト小泉」を狙う麻生太郎政調会長の発言に反発、党沖縄振興委員長の辞表を提出したことが波紋を呼んでいる。その背景には「橋本派を掌握しつつある青木幹雄参院幹事長との権力闘争がある」(永田町有力筋)ようで、9月の自民党総裁選に向け、永田町はきな臭い空気が漂ってきた。
野中氏が猛反発したのは、26日に那覇市内で開かれた会合での麻生氏の発言。麻生氏は米軍普天間飛行場の移設問題に関し、「15年で取り壊すものに6000億円も突っ込むという話は世間で通らない」と批判。同飛行場を米軍嘉手納飛行場と統合させるのが望ましいとの考えを示した。
これに対して、野中氏は28日の党総務会で「橋本内閣以来の歴代内閣が努力してようやく代替施設が決まったのに、こうしたことを無視する発言」と激怒。29日に沖縄振興委員長の辞表を提出したのだ。
野中氏がここまで反発することに、ある橋本派議員は「沖縄問題に取り組んできた政治家としての信念」と強調する。
だが、永田町有力筋の1人は「麻生氏と急速に接近している青木幹事長の影響力をつぶすための権力闘争だ」としたうえで、こう解説する。
「だいたい麻生氏は1年前から同じ主張をしているし、今回は橋本派の下地幹郎代議士が支部長を務める党沖縄1部地区の会合でしたもの」
「下地氏だって麻生氏同様、米軍嘉手納飛行場統合案を提唱している。だから、この次期に野中氏が猛反発したのは、青木氏に近い麻生氏のポスト小泉の芽をつぶす意図が大きい。ポスト小泉に麻生がなれば、橋本派は完全に青木氏が掌握することになるからね」
実際、小泉政権誕生以来、集団指導体制を敷く橋本派内の主導権は小泉首相と強いパイプを持つ青木氏に徐々に移行。「一の子分」だった“疑惑の総合商社”鈴木宗男衆院議員が逮捕されたこともあり、野中氏の影響力は急激に落ちていると行っても過言ではない。
野中氏の独壇場だった公明党とのパイプ役にしても、「最近は青木氏が取って変わった」(公明党筋)とも言われ、青木氏は昨年、麻生氏に公明党の実力者、藤井富雄常任顧問(東京都議)を紹介したほど。
10日昼、野中氏は青木氏の個人事務所を訪ね、今後の政局などについて話したが、立場の溝は埋まらなかったという。
ZAKZAK 2003/01/30