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- CNN
ロンドン――2001年暮れから電子メールを介してまん延したコンピューター・ウイルスのプログラムを作成した罪で、英国のウェブデザイナーが21日、実刑2年の判決を言い渡された。
有罪となったのは英国のウェールズ地方北部在住のウェブデザイナー、サイモン・バラー被告(22)。コンピューター・ウイルスを作成し頒布した罪で逮捕され、昨年末にロンドンのサウスワーク刑事法院で有罪を認めていた。
調べによると、バラー被告は、「Gokar」「Redesi」「Admirer」と呼ばれたコンピューター・ウイルスを作成し、2001年暮れから電子メールを通じてばらまいた。メールの添付ファイルを開くと、メールソフトのアドレス帳を読みとり、感染したメールを自動に大量送付したり、ハードディスクを勝手に初期化したりするなどの仕組みで、40カ国以上で2万7000台以上のコンピューターに被害を及ぼしたとされる。
同被告は「自分にできるか試してみたかっただけ」「ウィルスが自分に戻ってくるか試したかった」などと供述したが、判決は「被害を与える意図がなかったとは思えない」と指摘し、実刑2年を言い渡した。
同被告は昨年2月、米連邦捜査局(FBI)の情報をもとに、ロンドン警視庁に逮捕された。