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デフレ直撃、世界3位転落
ハイテク機器メーカーの業界団体、電子情報技術産業協会が二十三日、発表した二〇〇二年のパソコン国内出荷実績は、台数が前年比11%減の千二万七千台に、金額も11%減の一兆六千七百九十三億円となり、いずれも暦年ベースで統計を取り始めた一九九〇年以来、最悪の落ち込み幅を記録した。デフレを背景に企業、個人向けともに販売低迷が続いたためで、出荷台数、金額とも初の二年連続前年割れ。
同協会は、国別出荷実績で日本が中国に抜かれ、それまでの米国に次ぐ世界二位から三位へ後退したとみており、「技術大国日本」の地位低下が一層鮮明になってきた。
〇三年の出荷台数は千五十万台と、ほぼ横ばいを予想。パソコン不況からの本格的な脱却は当面見込めず、電機メーカーの業績改善の足かせとなりそうだ。
出荷実績の低迷は、不況による企業の情報技術(IT)関連投資の抑制と、デフレを背景に個人の可処分所得が減少、「販売不振の負の連鎖に陥った」(同協会)ためだ。
出荷台数は〇一年の2%減から大きく悪化。金額も10%減より1ポイント下がって、価格下落に歯止めがかかっていないことをうかがわせた。機種別では、出荷台数全体に占めるノート型パソコンの割合が56%と最高となったのが目立った。
パソコンの国内出荷台数は、二〇〇〇年までおおむね順調に伸びてきたが、〇一年後半から需要の急激な後退に見舞われている。