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福岡県川崎町が旧炭鉱住宅改良事業費の一部を売却元の三井石炭鉱業(東京)から返還され、不正に会計処理していた問題で、同町議会の「秘密文書(議事録)漏えいを調査する特別委員会」(百条委)が16日開かれ、最初に問題を報じた読売新聞西部本社記者(27)ら4人が証人として出席した。
3人目に証言に立った記者は、冒頭で奥春男委員長から議事録の入手経緯を聞かれたのに対し、「職務上知りえたことなので、答えられない」と、具体的な証言を拒否した。その後、委員から次々と質問されても、議事録のコピーを入手した事実以外は取材源の秘匿を理由に答えなかった。
証言拒否にいら立った様子の奥委員長が「もらったのかすら言わないと、あなたが盗んだかもしれないとの疑いが掛かる。窃盗容疑での告訴も考えざるを得ない」などと詰め寄る場面もあった。