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(回答先: 1136.イラクと北朝鮮について 投稿者 名無しA 日時 2003 年 1 月 11 日 12:29:14)
戦争が正当化されるのは、正当防衛のときだけだ。
やむをえない最後の最後にやるべきことであり、戦争を中心に考えてはいけない。
だがそんなこととは無関係に戦争好きのグループは勝ってにやり始める。
一時的な勝利感や、支配感などむなしいもので、その後に続く戦後処理や、回復には大変な年月がかかる。
それに家族を殺されれば、必ず復讐しようとするのが人間だ。
これから行われようとしている狂ったアメリカによる戦争には、いかなる大義名分もない。
極秘の諜報活動で、危険性の証拠を持っているのかも知れないが、それはいまだに公表されていない。
イラクや北朝鮮が好ましくない国だとしても、それは戦争により解決できるとはいえない。
独裁者の殺人行為、恐喝、拷問、レイプ、強奪、誘拐、破壊活動、麻薬密輸などの行為は、裁判で処理することだ。
それができないから、暗殺してしまおうという気持は理解できるが、それが通常の対応になってしまったら、どこまで進むかわからない。
アメリカやイギリスの気に入らない人間は、すべて暗殺されてしまう。
世界は、アメリカやイギリスのためだけにあるのではないし、キリスト教だけが世界で唯一の宗教ではない。
テロ活動に賛成するべきではないが、戦争に反対することは、テロに同意することではない。
アメリカは、世界一の軍事大国であり、別に力を誇示しなくてもよい。
テロリストに軍隊を派遣して戦争をすることは、正当ではなく、テロを理由にして世界支配をしようとする行為だ。
それは自国の利益のみを追求するための侵略戦争だ。
そのような戦争に正義はなく、たとえ勝利しても、必ず報いを受けることになるだろう。
テロによって、無実の人が死んだことは悲しいし、許されないし、復讐したい気持は理解できる。
だがそういう犯罪者も法によって裁くべきで、法を無視して制裁するなら、それも加害行為だ。
これはテロ行為を容認することではなく、通常の捜査によって、対応するべきだ。
武装警官も必要だし、戦闘もあるだろうが、ミサイルを撃ち込むというだけでは、テロはなくならない。
むしろテロを増やす。
これは罰を与えると、ますますぐれてさらに凶悪行為を行う未成年のようなものだ。
周囲から信用されていないことを知ると、人間は、信じられないような過激な行為で、自分の存在を示そうとする。
それには許されないにしても、自己防衛的な部分があり、そうせずにはいられないということだ。
病気だとしても、それには同情するべき面がある。
その環境に置かれた場合、他の人間も同じような行為をするようになるものだ。
日本が考えるべきことは、テロによる被害よりも、戦後処理に莫大な出費を要求されるということだ。
すでに経済破綻している日本にとって、これは壊滅的打撃となる。
増税は避けられないし、テロ対策として、便乗行為が堂々と行われる。
戦争がしたい連中は、ここぞとばかり戦争準備をやり、軍備拡大を進める。
赤字財政など無関係に、多額の軍事予算を要求し、社会福祉など、無視される。
当然、教育界も、経済界も、政治も軍事的になり、戦争反対を唱える者は、弾圧される。
マスコミ業界など非常に弱いものであり、わずかな圧力でも屈服し、戦争賛歌をわめく。
誰もが戦争をするべきだということになり、そういう環境では、誰も反対できない。
今度の戦争で、どれだけの増税が強いられるのか承知しているのだろうか?
それに納得しているのだろうか?
それによって、貧困層が広がり、自殺者やホームレスが急増するのがわからないのか?
戦争によって、景気を回復しようとしても、そううまくはいかないし、そういうやり方は間違っている。
日本は、アメリカの侵略戦争に加担したことになり、必ず責任を問われる。
いくらうまく弁解しても、他国は、そんな弁明を認めないだろう。