現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ22 > 353.html ★阿修羅♪ --> |
|
(回答先: 情報収集衛星3月打ち上げ 投稿者 三月兎 日時 2003 年 1 月 06 日 20:16:58)
日本初の偵察衛星、3月下旬にも打ち上げ
1998年の北朝鮮による弾道ミサイル「テポドン」発射をきっかけに開発が決まった日本
初の情報収集衛星(偵察衛星)が、3月下旬にも鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げ
られることが7日までに固まった。
ミサイル開発凍結などを盛り込んだ昨年9月の日朝平壌宣言後も、イエメン沖で北朝鮮の運
搬船からスカッド・ミサイルが発見される事件が発生。北朝鮮の核施設稼働に向けた動きが懸
念される中で、政府関係者は宇宙からの監視体制も整備され、日本の安全保障の一助になると
期待している。
3月下旬に打ち上げる衛星は2機。光学センサーを持つ衛星とレーダーを搭載した衛星。解
像度は米国の「スペースイメージング社」の商業衛星イコノスとほぼ同じで、地上1メートル
弱の大きさの物体を見分けられる程度。いわゆる「手ぶれ」に似た現象が起きるとされるが、
政府筋は「上空から見た際に地形や建物がはっきりわかる。見る人によっては、いろいろな情
報が得られる」という。当初は2月を目指していたが、検査などに時間がかかり、ずれ込んだ
もようだ。
情報収集衛星の打ち上げは、北朝鮮のテポドン発射で事前の情報を持っていなかったことを
教訓に98年12月に閣議決定。衛星の主な目的を「外交・防衛などの安全保障と、大規模災
害への対応などの管理のために必要な情報の収集」と規定し、この夏に打ち上げる2機と合わ
せ計4機を保有する。2003年度予算案では約640億円(02年度は約670億円)が計
上された。内閣衛星情報センターは「打ち上げの準備は順調に進んでいる」としている。
収集された情報の用途について、同センターは「各省庁からの要求に基づいて写真を撮り、
報告書にまとめて渡すことになるので、はっきりは分からない」としているが、安全保障の観
点から北朝鮮の核施設を撮影する可能性は十分ある。
さらにブッシュ米政権が打ち出したミサイル防衛構想に関連した運用を求められると懸念す
る声もある。こうした国際情勢を踏まえ、衛星に詳しい専門家は「以前に比べ各省庁の需要は
かなり高まっているはず」と指摘している。
http://www.sankei.co.jp/news/030108/0108sha087.htm