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(回答先: 共産主義と資本主義の結婚 投稿者 マオ 日時 2002 年 12 月 26 日 16:58:04)
マオさん、こんばんわ。
共産主義と資本主義をそれぞれどう定義するかという重要な問題がありますが、ハイブリッド化(混合形態)なら可能だと思います。
共産主義は生産手段の排他的所有(私的所有)を否定して共同体的所有(公的所有)を志向するものですが、生産手段が資本形態であることを根源的に否定しているとは言い難いものです。
資本主義は、生産手段が資本形態として立ち現れる経済社会を意味する概念で、その所有形態が私的であるか共同体的であるかは本質的には問題ではありません。
このようなことから、共同体的所有の資本(生産手段)が経済社会の主体になる状況は可能です。
共同体を国家や世界政府と置き換えれば、共産主義と資本主義の結婚は、それほど遠い話ではないかもしれません。
世界経済支配層は、そのような結婚を考えているとも思っています。彼らが欲しいのは、生産手段そのものではなく貨幣的富ですから、自分たちが支配している国家や世界政府が生産手段を所有している状況はなんら不都合ではありません。
※ 資本主義とは、資本を大きくすることで経済社会の経済発展が実現される経済社会です。旧ソ連や市場主義導入以前の中国も、資本主義経済社会です。