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投稿 平成14年12月24日23時51分
太田龍の時事寸評
平成十四年(二〇〇二年)十二月二十四日(火)
(第四百二十九回)
○ 「アメリカン・フリープレス」二〇〇二年十二月三 十日号。
クリストファー・ボリンの記事。
「狂信的好戦派は、何年も前に、米国の世界制覇(ドミナント)のための青写真を起草して居た」。
○ ここに、
PNAC(「アメリカ新世紀のための行動計画」)と言う名前の、ワシントンDCに拠点を置く、ネオ・コンサバティブの組織が、武力を通しての米国の世界制覇のための戦争計画を起草して居た、
と在る。
○ 「PNAC」は、一九九七年、有名なシオニスト、ネオ・コンサバティブのロバート・ケイガン、ウィリアム・クリストルによって設立された。
○ この「PNAC」が、二〇〇〇年九月、米国の軍事力の再構築に関する九〇頁の文書を作成した。
○ 米国の軍事力の再構築と言う。
その実体は、
武力によって大米世界帝国を打ち立てること、だと言う。
○ 二〇〇一年九月十一日の例の事件は、この大米世界帝国実現のために、
必須の「きっかけ」、つまり、 第二のパールハーバー、たるべく、設定されたのだ、
と、このAFPの記事には述べられて居る。
○ 「第二のパールハーバー」(?)
○ この件については、
J・コールマン博士の二冊の邦訳著作
@「真珠湾−日本を騙した悪魔」(成申書房)
A「9.11、アメリカは巨大な嘘をついた」(成申書房)
参照のこと。
○ AFP、ボリンの記事に引用されて居る、英国労働党の1下院議員の言によれば、
「これは米国の世界制覇(ドミネーション)」、彼らが作ろうとする新世界権力のための青写真である。
○ 「これは、世界を支配管理しようとする狂信的アメリカ人の思考道程を表現して居る」。
「これは、戦争の悲惨な現実を決して見ることなく、戦争の観念を愛して居るシンクタンクの研究員たちが捏っち上げた、くだらない紙クズの山、である」、
と。
○ ここで問題とされて居る、二〇〇〇年九月のPNACの「文書」なるものについては、
更に詳しく検討する機会を得たい。
○ 小紙は、この文書の存在を、日本国家関係当局者たちが知って居るかどうか、
更にそれを、どう評価して居るか、それともまるで 検討もして居ないのか、
そのことに、関心を抱いて居る。
(了)
出典
American Free Press
1433 Pennsylvania Ave.SE
Washington .D.C 20003
USA