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外務省は24日付で、1950―60年代を中心とする外交文書を公開した。ベトナム戦争さなかの67年4月、米大統領就任前のリチャード・ニクソン氏が来日した際、副大統領として仕えたアイゼンハワー元大統領の言葉を借りながら「戦後20年が経過したのだから憲法も変わりうるのではないか」と佐藤栄作首相に憲法改正を打診していたことが明らかになった。
ニクソン氏は佐藤首相に「アジアでの侵略に対抗するため、日本のリーダーシップの下に自由アジア諸国の共同体がつくられることが極めて重要」と将来は日本がアジアの安全保障の中核になるよう求めた。
同時に「アイゼンハワー氏は日本の憲法の下で軍事面で行いうることには限界があることは十分承知している」と前置きしながら、日本は改憲すべきだとの考えを持っていることを伝えた。
しかし佐藤首相は「平和と民主主義に基づく憲法を変更するのは容易でない」と事実上拒否し、それ以上、話は進まなかった。 (18:43)