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12/22 13:24 海外こぼれ話(一) ▽のろいはぬれぎぬ 外信25
▽のろいはぬれぎぬ
エジプトのツタンカーメン王墓の発掘者が王ののろいで次々と死
んだとの言い伝えは新聞社の「作り話」だったと、オーストラリア
・メルボルンにあるモナッシュ大学のマーク・ネルソン氏が英医学
誌で発表した。
1922年に墓を開けた際に立ち会った西洋人は25人。ネルソ
ン氏は全員の死亡日を特定、平均で70歳ぐらいまで生きていたこ
とを確認した。
新聞は当時「王の平穏を乱す者には早い死が訪れる」とののろい
が墓に彫り込まれていたと書き立てたが、そのような記録はなく、
同氏は「英タイムズ紙が独占報道したため、歴史的発見から締め出
されたライバル新聞社が(のろいの話を)でっち上げたのはほぼ間
違いない」と語った。(ロンドン、ロイター=共同)
(了) 021222 1323
[2002-12-22-13:24]