現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 毒を食らわばマクドナルドまで 投稿者 マックで腹下ししたこと有り 日時 2002 年 11 月 22 日 19:41:11)
http://www.sayko.co.jp/article/shibata/97/9704.html
アメリカ最新外食トレンドを徹底解説
"バリュー"が一段落したFFS市場
アメリカの外食業界において、最も大きなマーケットボリュームをもっているのは、マクドナルドに代表されるファーストフードである。アメリカの有力なレストラン業界誌「ネイションズ・レストラン・ニューズ」が発表している、売上高トップ100チェーンのフォーマット別マーケットシェアの統計をみると、FFSを含む「サンドイッチ」のフォーマットが42%を占めている。
つまり、アメリカの外食市場において半分近い人々の胃袋を満たしているのがFFSということになる。FFSの動向はそのまま、アメリカの大きな食トレンドを示すものであるといえるだろう。
そのFFSでは、90年代に入ってから「バリュー・メニュー」戦略が大きな潮流になってきた。日本でもマクドナルドが同じ戦略をとっているのでお分かりだろうが、従来と比べてメニュー価格を大幅に引き下げるというものである。
この先鞭をつけたのが、メキシコ料理のタコスを主力商品とするタコベル。タコス1個が39セントからという驚異的な低価格を打ち出し、業界に旋風を巻き起こした。その背景には徹底した組織のリストラ、店舗のしくみの再構築があったのだが、このバリュー戦略の成功が、タコベルが一気に6,000店を超えるチェーンに成長する原動力となった。
大手ハンバーガーチェーンもそれに追随した。マクドナルドでいえばビッグマック、店舗数2位のバーガーキングでいえばワッパーといった主力商品を組みあわせたセットを3ドル台で販売するディスカウント戦略が主流になってきたのである。
しかし、低価格戦略のインパクトもいずれは薄れる。FFSチェーンはみな、低価格に慣らされた消費者にどうやって新しい価値を訴えるかを迫られるようになってきた。
それが最も鮮明に表れたのが昨96年であった。そのことはマクドナルドとバーガーキングの数字にはっきりと出ている。マクドナルドは昨年、既存店の対前年売上を3%ほど落としている。逆にバーガーキングは既存店を3%伸ばしており、明暗がくっきり分かれた格好である。