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「イアン・ホルム」という俳優には、何故か興味を引かれる。
1931年9月12日イングランドGoodmayes生まれで、
1998年、「ナイト」に叙せられているという。
英国の芸能事情や米ハリウッド内部での人気など、詳しい事は日本では殆ど分からないが、
その出演映画には、素人が傍から見てもかなりの特徴がある。
以下にその出演作を簡単に列記するが、ストーリー上の役柄が妙に似たものばかり。
またその映画自体の内容の関連性も有る。
今後もこの人の出演作は「ある特別な」関心を持って、見る事が出来るだろう。
只の悪役では無いのは間違いない。
■エイリアン Alien (1979)
:エイリアンを地球に運ぶ為に、裏で仕込まれていたアンドロイドの医師役。
■未来世紀ブラジル Brazil (1985)
:監視、管理社会のブラックな描写。主役が勤務する「情報管理局」の上司役。
管理側は不変、主役は破滅。
■裸のランチ Naked Lunch (1991)
:バロウズ原作。妄想と現実が混在し、全てが仕組まれている町「インターゾーン」で、
ヤラセで主役に接近してくる金持ち役。主役は破滅。
■イグジステンズ eXistenZ (1999)
:疑似体験ゲームの仮想空間内で、主役の二人のゲーム操作ポッドを修理する医師の役。
ストーリーそのものがゲームなので、「役」といっても別の意味がある。破壊的終焉。
■ロード・オブ・ザ・リング Lord Of The Rings:The Fellowship Of The Ring (2001)
:剣と魔法の世界。冒頭における最重要人物、主人公フロドに指輪を譲るビルボ役。
遠隔透視、テレパシー会話、念動、など「超能力」描写多数。
★大きな目玉 が暗黒世界の暗示として何度も登場する。
ファンタジー映画と言えばそれまでだが。
■フロム・ヘル From Hell (2001)
:切り裂きジャック事件。「フリーメーソン」。王室の主治医ウィリアム・ガル卿。