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【ウィーン14日小川敏】北朝鮮が毎年、約四百トンの放射性物質をオーストリア企業から購入していることがこのほど明らかになった。本紙が入手したオーストリア商工会議所の対外貿易統計によれば、北朝鮮は今年上半期だけでも約二百十七トンの大量の放射性物質(総額約二百十万ユーロ、約二億二千万円)を購入。昨年度は四百四十七トン(総額五百三十万ユーロ、約五億五千万円)、一昨年は(約三百五十五トン、約六千四百万シリング)と、明らかになっただけでも過去三年間、北朝鮮は大量の放射性物質を輸入している。
情報機関筋は、「国内需要を大きく上回る大量の放射性物質の購入だ。コバルト60の場合、医療にも使用されるが、ミサイル製造にも使用されるほか、テロリストの手に渡ればダーティ爆弾(汚れた爆弾)にも利用できる」と警告を発している。
核関連物質の輸出入を管理しているツァンガー委員会のシュミット議長は、「核分裂を起こす核物質とは異なり、欧州では放射性物質の輸出入には特別許可は義務付けられ
ていない。しかし、核開発計画が明らかになった北朝鮮の大量の放射性物質輸入は無視できない」と指摘、輸出企業に北朝鮮の購入目的などを調査しなければならないだろう」
と語った。
昨年九月十一日の米国内多発テロ事件後、核テロの危険性が現実味を帯びてきた一方、放射性物質の管理強化を要求する声が高まってきた。ウィーンに本部を置く国際原子力
機関(IAEA)のエルバライダイ事務局長は今年六月、「世界各地で放射性物質の管理が疎かにされている。コバルト60、ストロンチウム90、セシウム137、イリジウム192な
ど放射性の強い特殊金属がテロリストの手に渡らないように管理強化が必要だ」とアピールしている。
IAEAによれば、一九九五年、チェチェン系テログループがセシウム137を混入したダーティ爆弾を隠したコンテナをモスクワの公園で爆発させようとしたことがあったが、
未遂に終わった。今年に入ってもグルジアでストロンチウム90が放置されていたのが発覚したばかりだ。
対北朝鮮技術協議のIAEA責任者、チトンボー査察部長は本紙の質問に対し、
「北朝鮮が大量の放射性物質を購入していることは知らなかった。驚いている。北朝鮮側にその意図を聞かなければならない」と述べた。(世界日報)
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