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(回答先: Re: アメリカに住んだことのない日本人だって、分かっとる。アメ公なぞは田舎もんじゃ:Re: イラク問題は別にターゲットあり 投稿者 ホーホケッキョ!!!!! 日時 2002 年 11 月 15 日 18:21:10)
確かに、日本のニュース系メディア(Nikkei cNBC、ブルームバーグ日本、その他衛星ニュースチャンネル)見ていると、最先端技術とか日本の産業がどうとかに重点を置いてあって、あまり国際政治の事に深く触れない気がします。それは、日本の為の日本のメディアだから当たり前なのであって、当然といえば、当然ですが。日本の事柄が非常に良くまとめられており、逆にこの事が利点だと感じます。
日本の海外系のニュースメディアも、日本人向けにわざわざアレンジしてくれてますので、100%オリジナルと同じ放送では無い。『日本人英語喋れないからそのまま放映しても日本では儲けないだろうから』ってのがあるとは思いますけど。
日本の新聞等では、国際情勢で重要と思われる海外の新聞の記事が殆どそのまま数日遅れで載っている事もあります。が、”海外の空気”がリアルタイムでそのまま伝わってくるにはほど遠い。報道する事は、他にも沢山あるわけで、国際ニュースばかりに重点を置くわけにはいかない。但し、例外はNHK衛星とNHKラジオ放送でして、あれだけ一局でチャンネルを沢山持っているので、当然な事ですけど。
アメリカ国内のメディアの方は、かなり偏っていると思います。なんだか、アメリカのプロパガンダみたいで見る気はしないのです。アメリカ人の知り合いは、『CNBCなんか見ている人いるわけない。』と言っていました、。。。アメリカ版CNBCのあからさまに戦争と経済を直に結び付けて報道する姿勢はえげつなく感じます。例外として、日曜日の朝にやっている政治番組と、PBSと、NY Timesはかなりイケているとは思います。
イギリスでは、イギリスは勿論、いくつかのアメリカのメディアがリアルタイムでチェックできるわけで、テレビの前に腰掛けて、朝にお茶でも飲みながら、CNBC, FOX News, Bloomberg, CNN Europe、BBC 24, SKY News, BBC 1, ITV Newsを切り替えながら見ていれば今の情勢が内外共に一時間程で把握できるのです。あとは、新聞を近くのタバコ屋から買って来て読めば更に把握出来ます。新聞の種類も豊富で、新聞ごとに姿勢が違います。また、イギリスの新聞は決して上の言いなりではないわけで、堂々と政策の反対意見を根拠と共に、理論的且つ公正に述べています。
このように土台がしっかりしているイギリスでさえも、先月後半、イギリス国内のラジオニュースによれば、「イギリス国民の多くが海外の事を全くしらないという調査結果が出た」などと報道されていました。実は、イギリス人の大半は、女性の裸の写真が必ず3ページ目に載っている様なスポーツ新聞読んでますから。あとは、ゴシップ記事が前半に、競馬とサッカーの情報が後半に載ってまして、国際政治関係については、テロ関係について1〜2ページ程載っている時有ります。真面目な話題の内容は赤旗とレベルが一緒だと思って頂ければ宜しいかと。。。。
日本のメディアがイギリス程にアクティブに出来ない理由ってのが何となく予想出来ますが、思いきって色々な障害や規制を撤廃して奨励してあげるといいでしょうけど、日本にとっては、『現状を考慮すれば、好ましくない。』という事なのでしょうねえ。私としましては、『将来を考えると、日本人のレベルが停滞する可能性があるので、好ましくない』なのですけど。
今現在の日本人の性質と教育水準と社会のインフラからすれば、欧米に遜色が無い程迄に、日本が更に成長する可能性は十分有ると思います。