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(回答先: 米側から水中爆破訓練「未実施」の連絡 隠岐沖〔朝日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 11 月 14 日 11:10:01)
水中爆破訓練、見合わせか 米側が外務省に説明
米軍が14日に島根県・隠岐諸島沖の日本海で予定している水中爆破訓練について、
外務省の矢野哲朗外務副大臣は同日午前の記者会見で「今朝の段階では訓練は行われて
いない。今のところ、こちらの申し入れを尊重してもらっている」と述べ、午前8時か
ら予定されていた訓練は実施されていないとの見方を示した。ただ、米側は外務省に対
する説明のなかで、訓練を取りやめたのかどうかについては言及していないという。
矢野副大臣は会見で、訓練内容について米側から「海の中での音波の伝わり方を確認
するノイズメーキングという調査」との説明を受けていることを明らかにした。海中で
何かを爆破させることを目的とするのではなく、音を出すために爆薬を使用するとい
う。
水産庁は、外務省から得た情報として「ヘリコプターからノイズメーカーと呼ばれる
重さ約5キロの装置を海中に落とし、音波を発生させる調査だ」と説明した。
この問題に関連し、福田官房長官は14日午前の記者会見で「多数の漁船が操業して
いる海域でもあり、日程や区域の再調整も含めて検討してほしいと申し入れた」と述べ
た。
この問題で外務省は13日夜、長嶺安政・北米局参事官が米大使館のシーア公使に
「我が国に妥当な考慮を払ってもらいたい」と要請した。米側は「留意する」と答えて
おり、同省幹部は14日朝、「日本側からの申し入れがある以上、漁船を強制的に排除
した形で訓練を実施するとは思わない」との見通しを示した。
米側の対応について、在日米軍筋は「訓練をやらないという選択肢もあるが、実施す
るかしないかの決定はまだ行われていない」としている。在日米軍広報部(東京都福生
市)は同日午後0時半、朝日新聞社の取材に対して、「現時点で訓練が始まったことは
確認していない」と回答した。
水産庁が外務省から得た情報によると、「午前10時半現在、(訓練は)技術的な問
題で遅れている。中止したとの事実は確認できていないが、近くに船がいればやらない
との回答を得ている」という。
また、同庁は鹿児島県沖で15日から計3回予定されている水中爆破訓練について、
外務省を通じて中止を申し入れた。同海域では多数のマグロはえ縄漁船が操業している
ためだ。
海上幕僚監部広報室によると、海自では機雷除去訓練でも火薬は使っておらず、水中
で何かを爆破させる訓練は実施していない。今回の米軍の訓練がどのような内容なのか
は「想定できない」という。
(12:52)
http://www.asahi.com/national/update/1114/013.html