現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
10日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、国連安全保障理事会での8日の対イラク新決議採択に先立ち、ブッシュ米大統領が最大25万人の兵力を動員する対イラク戦争計画を承認したと報じた。米政府高官らの情報として伝えた。
同紙によると、動員兵力は陸、海、空合わせて20万−25万人。緒戦は、少人数の兵力による電撃作戦でイラク領内に後続部隊の出撃基地となる拠点の確保を目指し、同時にイラクの政府、軍施設などを空爆する。
1991年の湾岸戦争では、空爆後に地上攻撃を開始したが、今回は同時並行的に実施される。
B1、B2爆撃機などによる空爆は、湾岸戦争時の43日間を下回り、1カ月以内と想定。精密誘導爆弾の割合が湾岸戦争時の9%から60%以上に増えるため、少ない機数で効率的な爆撃ができるという。
地上部隊はイラクの北部、西部、南部に前線基地を確保後、同基地から展開する。
攻撃から占領へは「継ぎ目のない移行」を目指し、占領地では、経済開発計画や民主化などへ早急に住民参加を促す。科学者や地方の軍当局者には大量破壊兵器の秘密貯蔵所の暴露を奨励する。
ある高官は、45年の日本占領の教訓として「兵器の発見とサダム(フセイン大統領)の部下らの逮捕が早ければ早いほど正常化も早まる」と述べた。(共同)